江戸時代の禅僧で、博多の聖福寺のお坊さんとなった「仙涯
(せんがい)」という方のお話です。
この仙涯さんを訪ねて、多くの修行僧が聖福寺に来ます。
その中には夜な夜な塀を乗り越えて、博多の花街に遊びに行く
とんでもない奴らもいたそうです。
さて、それを知った仙涯は、自分の指導の未熟さを深く恥じました。
そして、ある行動に出たのです。
一喝したのでしょうか? それとも追放?
いやいや、違います。
ある夜、仙涯は塀を乗り越えるために置かれた踏み台を取り去って、
その代わりに自分自身が踏み台になって、じっと待ったのです。
そうとは知らない不良修行僧達は、外から塀をよじ登って、内側に
ある踏み台を踏んで戻ります。
しかし、妙に柔らかく暖かい踏み台にビックリです。
よく見ると、師匠がうずくまっています。これには、さすがの不良
修行僧達も色を失い、平伏しました。
その時、仙涯は「お前達、体を大事にせないかん」と優しく声を
かけただけでした。
それ以来、夜遊びに行く者はいなくなったそうです。
/メルマガ「こころのさぷり。体のサプリ。」第38号より引用
P.S 未空弟2号、お誕生日おめでとうございます♪ プレゼントは気にしなくてイイからね(笑)
♪今日の証拠物件 事件は白昼堂々と行われたが、部屋には鍵がかかっており、完全な密室状態。袋を噛みちぎって食い逃げするという大胆な犯行手口は・・・やはり、アイツしかいない!