7月1日は、富士山の山開きの日。山開き、海開き、川開きと、
いよいよニッポンの湿気バリバリ、あじぃぃぃぃぃ~夏が始まる。
私が最も苦手な季節でもある(泣)。
夕方、区指定有形民俗文化財の富士塚はすでに混み合っていた。
夜になったら動けなくなるんだろうなぁ。毎年、富士山の山開きに
当たる7月1日を大祭と定め、前日の6月30日から神事・祭事を
執行しているそうな。此の地はそれ以前から、第六天と稲荷大
名神が祭られており、その後に富士神社が合祭されたらしい。
富士神社は、厄除け・お産・子育ての神として伝えられ、当神社
の厄除けとして、麦藁細工の「蛇」が販売されている。この麦藁
「蛇」を買った人は疫病が流行した時に、一家全員免れたという
事で持て囃され、名物となったらしい。江戸時代からある貴重な
物のようだ。
友人と長い列に並び、ジモティー富士山の階段を上がって行く。
頂上では消防団の人が汗だくで、モーモーと焚かれたお線香
の火を管理していた。ご苦労様です。私は浅草寺の如く、煙を
アタマから浴びていた。お参りすると、どこか気持ちが和む。
これはどこに行っても同じだね。
平和を祈ったら平和になるか? それはわからない。だが、確実
な事はそれを祈っている時の自分は、平和だと思う。11月に初
の個展を開く友人は、私より祈りの時間が長かった。彼女は何
を祈っていたのだろう。祈りは神を変えず、祈る者を変える。
オーム ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界中が平和で、幸せでありますように)