朝、電話がかかってきたのだが、私の携帯には登録されていないヒトだ。Who?
Mr.X 「おはよう。・・・・・未空」
未空 「おはようございます(←声になっていない)。えっ、ハイ???」
Mr.X 「ココロのお休み処はもうやっているんですか?」
未空 「はい。ええ、大丈夫なんですが。あの~失礼ですけれども、どちら様ですか?」
Mr.X 「えっ、わからない? ホントに?」
未空 「だって、わからないですよ」
Mr.X 「・・・・・未空って呼んでるのに? キミはわからないんだ」
未空 「もしかして、Mr.Xですか?」
Mr.X 「そうだよ。世界でキミを・・・・・未空と呼ぶのは僕ぐらいでしょ(笑)」
未空 「ですよね。ようやくわかりました」
Mr.X 「Mailをもらったんだけど」
未空 「あぁ、その件ですね」
Mr.X 「伝えてなかったっけ?」
未空 「えぇ、ちゃんとは聞いてなかったので、どうすればいいのかなと思って」
Mr.X 「大丈夫?」
未空 「すみません。喉頭炎で声が出ないんです」
Mr.X 「ココロのお休み処で休んだら?」
未空 「空庵は肉体のお休み処ではないので」
Mr.X 「そうなの」
未空 「かなり苦しんでるんですよ。参ってます」
Mr.X 「あっ、ちょっと待っててくれる?」
未空 「はい、どうぞ」
意外や意外、ミスターXだったとは!? だがこの電話で話している時、なぜか突
然「産土(うぶすな)」という文字が浮かんできた。How come? ミスターXと産土に
因果関係はないんだが。でも、なぜか気になるなぁ。うーむ、これは行けって事か。
氏神様は隣町なのでよく行っているが、産土神社は最近ご無沙汰してるしなぁ。声は
出ないが、熱があったり関節が痛いワケではない。私の直感はいつも正しいので、
よし、パッと行って帰って来よう。
私は台東区谷中の寺町に生まれた。木造長屋に駄菓子屋、お線香の匂いと木魚の音etc.
これが私の幼児体験だ。卒園した幼稚園の前を渡り、七面山に向かう。白いブラウス
に黒いスカートのおばさん達が徒党を組んでやって来た。どこか痴呆・・・じゃなく
って(笑)、地方の講といった風情だが、何か行事でもあるのか。
しばらく境内で休んでいると、ふとある重大な事に気がついてしまった。ま、まさか・・・
でも、やっぱそうだよね。そ、そんなバナナぁぁぁ~~~(号泣)