仕事で遅くなり、私の胃袋はウォーウォーと雄叫びを上げている。このままでは、
家までもつまい・・・ そこで、前に渋谷で食べた事のあるチェーン店に入った。
ふと見れば24時間営業。私はここで食べて帰るだけだが、これから朝まで働く
人がいるのか。夜はまだまだ長い。大変だなぁ。このチェーン店は急成長してい
るらしく、どの店舗も混んでおり、スタッフはキビキビと動き回っている。
ちょっと量が多いかなと思いつつ、セットメニューを頼んだ。外は真冬並みに冷え
込んで、お花見どころではない。こんな夜にジッとしていたら、確実に人間ルイベ
ができ上がるだろう(笑)。
店内はあっという間に埋まり、あちこちでオーダーが叫ばれる。伝票片手に小走
りに急ぐバイトとおぼしき女の子達。それを待ち受ける厨房の男性スタッフ。
「オーダー入ります」「ハッ?」「こってり麺と生ビール」「ハッ?」 ハッ?て、
私の席からでもハッキリと聞こえるよ。「オーダー入ります」「ハッ?」「おにぎり
セット」「ハッ?」 ハッ?てオイオイ、またでっか。至ってシンプルでしょーが。
ふと見れば、厨房には2人しかいない。このキャパで2人体制はないでしょ。これで
朝まで続けるの(号泣)? 他人事ながら気になってきた。彼は相変わらず「ハッ?」
を連発している。よーく聞いてると、どーも「ハイ」と言ってるようなんだが、彼が激
務のため口を開く余力もないのか、それとも単なる口癖なのか「イ」が聞こえない。
それも語尾が上がるから、「ハッ?」と聞き返しているように聞こえるのだ。いつも
なら待ってる間、本を読んでいるか、携帯のMailチェックをしているのだが、なぜか
今日の私はこの「ハッ?」に過剰反応してしまい、気になってしょーがない(笑)。
いっその事、「ハッ?」の数をカウントしてる方が気が紛れるかもしれない。アタマ
の中で渦巻く「ハッ?」。た、頼むから誰か止めてくりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~。
セットメニューは量が多いと思ったら、食べ始めたらペロリ完食。それで、おいし
かったですか? 「ハッ(笑)」