2006 年 2 月 16 日 のアーカイブ

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ムルガ神③

2006 年 2 月 16 日

軍神スカンダが生まれるまでには、それはそれは激しいドラマがあった(笑)。
シヴァ神とパールバティーの数百年にもわたる性行為に大地は震動し、それ
に恐れをなした神々が火神アグニを派遣して、その休止を願った。その結果、
シヴァ神の精液をアグニが浴び、その威力に耐えかねて、アグニはそれを
ガンジス河に捨てたといわれ、そのためスカンダはアグニとガンジス河の
子供ともいわれる。

スカンダは6人の星宿(星座)に養われて軍神に成長し、悪魔の長ターラカ
を征服して、神々を安心させた。また、彼は悪魔パーナの逃げた大山クラ
ウンチャを破砕し、その威力を示した。クマーラ、カルケッティーヤ、スプラ
フマニヤなどの別称がある。仏教では増長天の八将軍の一、韋駄天に
帰化する。韋駄天って足が早いんだよね。

ヒンドゥーの神々って人間っぽいでしょ。生々しいとでも申しましょうか(笑)。
さすがは大国インドだけに、スケールの大きさもピカ一だよね。結局、
主役はスカンダで私の守護神ムルガではない。だが、別のサイトでは、
ムルガ神は南インドのドラヴィダ人の神で、名前は「若きもの」を意味する。

セイヨーン、あるいは「赤きもの」として知られている。現代のタミル人の
宗教における重要な神。一般にムルガは象や孔雀に乗り、槍と花輪を
持った姿で描かれる。ヒンドゥー教の戦いの神カールッティケーヤと同一
視される事もあり、スリランカのカタラガマ・デヴィヨーに相当するんだとか。

今回、スリランカのお土産に銅版の孔雀を頂いたのもシンクロだね。
思えば孔雀明王も好きだったしなぁ。それにしても、ムルガ神が人
間に占星学を伝えたという事がなぜ、どのサイトにも載ってないん
だろう? その功績は大きいと思うんだけど。

でも、ムルガ神は軍神、結婚の神、占星学の神と色々な顔を持って
いる“七味系”なんだね。うーん、頼もしいじゃん。さすがは我が守護
神ムルガ! ぜひ孔雀に乗って会いに来てほしい。あっ、その時は
花輪だけ持って来てね。槍はいらないから(笑)
20060216
♪東京でジュエリーショップを経営するスリランカ人のオーナーが、手作りのお菓子と紅茶でもてなしてくれた後、2Fの工房で、ろうけつ染めを見学する。全て手作業で根気のいる仕事だ。その時にお土産として頂いたのが孔雀の銅版で、私の机の上に飾っている。

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