自分の仕事がはかどっていたり、目標に近づいていく達成感を感じている
充実感があると、人は安心します。けれど、それがなく、ただ日々を過ご
しているだけと思うと、焦りを感じる事があります。
また、知り合いが輝いていたり、成果を上げたりすると、うらやましい気持ち
とあいまって、自分の中に更に焦りが生まれます。それができない自分を
責め、それをさせてくれない周りを責めたくなります。
結婚して子供が生まれたために会社を辞め、「今の自分は、家族のためだけ
に生きていて、社会から取り残されたような気になる」と言っていた友達がいま
した。同期の女性が会社で昇進したという話を聞いて、焦りも感じていました。
でも彼女は、その焦り・・・その時いた状況も、昇進した友人の話も、全部
自分に還元させたのです。
自分を家に縛る事になるご主人や子供を恨むのではなく、一生懸命に家庭
でできる事を尽して、友人を妬むのではなく、自分もがんばろうという栄養と
したのです。
そうしたら、今、彼女は自分の経験を活かして、お母さんのためのネット
ワークを立ち上げて、イキイキと活動しています。
そして「全部、ムダな事はなかったなぁ!」と笑っているのです。
私は店を始めた頃、1日お客様がなく、予約のお電話もなかったりすると、
「世界中で、私がいるという事を知っている人なんていないのかもしれ
ない」と寂しい気持ちに襲われた事が度々ありました。
でも、いつからか「いや、そうじゃない」と思うようになったのです。
これは、「忙しいと手が回らない分を取り返しなさい」という事なんだ。
これも「自分が経験するのが必要だから、与えられた“時”」なんだ
と思ったのです。
そして、焦ってやきもきするのではなく、その時できること全て・・・
掃除をしたり、店のHPを見直したり、事務仕事を片付けたりしました。
そうすると、やがてお客さまがいらっしゃったのです。そうして、今に
至っています。
焦る時。
でも、その焦りは、「必要な焦り」なんですよね。でも、その焦り
が落とし穴になるか、踏み台になるかは分かれ目があるのです。
焦って、「自分なんてダメだ。周りのせいだ」と自分や周りの人や
状況を責めて行動するのを止めると、穴に落ちこんでしまいます。
そこを「今、自分がこういう状況にいるのは、必要な事なんだ」と
腹をくくり、そこで「自分が今できる一生懸命」をやっていたら、
いつの間にか自分が成長していて、思いがけない事ができる力
が備わっていたりするのです。焦りは踏み台、ジャンプ台になる
のですね。
焦る時こそ。
目の前の事を。
小さな事からコツコツと。
何もできない時こそ。
明るい言葉をかけて、周りを照らす事くらいでも。
それこそが「経験するのが必要だから」与えられている事なんだ
と思います。
/恒吉 彩矢子
♪今日のインパクト第1位 in 調布 見事ケニア・リベンジを果たしたK嬢、カナダ帰りのデザイナーの友人と3人で国際基督教大学へ紅葉狩り。お蕎麦を食べに深大寺へ行く途中、ジモティK嬢が案内してくれた売り出し中の億ション。有名な建築家がデザインし、パーツに至るまで全てが特注なので、バカ高なんだそうな。だが、すでに売れてる棟もあるとか。最後は「姉歯からんでると見たね。地震の時はヤバいよ。間違いないっ」とゆー結論に落ち着く(笑)