2005 年 10 月 7 日 のアーカイブ

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相反する2つの正論(Action Versus Inaction)

2005 年 10 月 7 日

私の両親は似た者夫婦というよりは、相違点の目立つカップルでした。私が子供
の頃、父は私によくこう言ったものです。「チャレンジしない事には、何も始まらな
いよ」。そして、母は私に口癖のように、こう言っていました。「待っていれば欲し
い物は、いずれ向こうから必ずやって来るものよ」。

幼心に私は、どちらもが真実だと直感していましたが、2人共自分の考えが正しいと
確信していたので、果たしてどちらが正論なのか、あるいは両方が同時に正しいと
言えるのか、判断し兼ねてしました。しばらく経ってから、私は幸運にも、その答え
を実体験する機会を得ました。私が学んだのは、どちらの言い分も正しい事。

そして得た究極の知恵は、どちらか一方を時と場合に合わせて使い分ける事により、
最良のバランスと効率を実現しつつ、前進し続けられるという黄金のルールです。

人生には「流れに身を任せて進むべき時」と、「流れに逆らって、行動を起こすべ
き時」があります。今の私の人生は、次に何をすべきかという考えが浮かび、それ
に従って先を目指すというパターン。

するべき事のインスピレーションは、毎日の生活から生まれる色々な刺激がきっかけ
になる事もあれば、心の内面からふつふつと湧き上がるものもあります。今日はどん
なインスピレーションが降りて来るかしら。これは「スタンバイのステージ」です。

そうやってアイデアが天から降りて来たら、私はそれを実現させるために、行動を
始めます。最終的に目指すゴールを具体的に心に描きながら、最初に取るべきステ
ップを踏み出します。周りの環境が協力的で、実現への扉が開き続けている限り、
私は最終目標に向かって歩みを続けます。これは「アクションのステージ」です。

途中で何らかの問題が起きたり、誰かの反発にあった時、私は歩みを止めて周りの
状況に注意を払います。私の計画が広く世の中に受け入れられ、喜ばれるためには、
ここでどんな微調整をする必要があるかしら? 今起きている問題は、私の計画に
どんな見直しの機会を与えてくれているのだろう?

私は、この計画をあきらめるべきか、それとも表現の仕方やアプローチの仕方を
変えるべきか、あるいは、もっと違う人のところに持って行くべきなのか。ある
いは、問題は内容そのものではなく、ただ単にタイミングがずれているだけだから、
もうしばらく待っていればいいという事なのか。このような見直しの時期は「スタ
ンバイのステージ」です。

状況の評価が済み、計画に微調整を加えると、私は行動を再開します。最終目
的地を目指し、次のステップを踏み出す。「アクションのステージ」の再開です。

一見正反対の考え方は、多くの場合、どちらも正論。それぞれに異なる環境や状
況の中で正論なのです。むやみに「アクションのステージ」をばく進しても消耗する
だけです。「スタンバイのステージ」に留まり続け、行動やビジョンが伴わないと
停滞に足を取られます。これらのステージは、ある創造的な計画が前進し、結実
するために必要な2つの限界点といえるでしょう。

どんなものにもバランスを取るべき両極端のアプローチがあり、その時々にふさわ
しい戦略を選びながら、私達は計画の実現に向けて上手に舵取りをしているのです。

/ジャン・スピラー(占星術家)
20051007
♪今日の花屋 数年前、友人と河口湖方面に旅行した際、コスモスの名所が紹介されていた。ちょうどシーズンだったので、期待を胸に行ってみると、ナ・・・ない。ソ、そんなバカな・・・と思ったら、もう咲き終わった後で、見事に枯れていたのだった(笑)

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