全く見るつもりはなかったのに、思わずハマってしまった。というより「魅せられて」
by ジュディ(笑)。久々にこんな一生懸命な男の子、ではない。Boysを見たからだ。
映画「Water Boys」に因んで、男子シンクロは選手の事を「Boys」と呼ぶ。決戦の場
はフジテレビのあるお台場。ここが熱湯(?)甲子園の舞台となる。チームは男子10
名以上14名以下で、Aブロック・Bブロックに分かれて争われる。水泳部はもちろんの
事、競泳チームの補欠選手で作ったチームや帰宅部など、結成からのドキュメントが
映し出される。それにしても、イマドキこんなに純心でひたむきで、一生懸命に物事
に取り組んでいる情熱的なBoysがいるのかと感心した。
東北のある高校はビニールハウスの中にプールがあり、真夏は気温50度、水温も
32度になる。私だったら3分ともたない。そこに水泳は初心者、体型からしても決して
才能に恵まれたとはいえないBoyが登場する。「引っ込み思案の自分の性格を変え
たい」と願う通称Pooさん。不器用で覚えが悪く、上達も遅い。だが、意欲だけは
ある。まるで自分を見ているような・・・
Pooさんが熱中症になりながらも、「みんなに合わせて大会に出たい」という一心
で練習に励む姿にはグッときた。真夏の猛練習に耐え抜き、時には泣いたり、本
気でケンカしたり、それぞれのBoysの数だけドラマがある。私は元々スポーツに
は興味がなく、まして団体スポーツなどには全く縁がなかったが、素直にこのBoys
だけはうらやましく思えた。
練習で磨き上げた体は日焼けし、見事に引き締まっている。それにしてもみんな、
超細くな~~い? うらやましかねぇ(笑)。本当にどのBoysもイキイキと輝いて、
心から楽しそうに飛んだり、はねたりしている。選曲もカッコイイ♪
ひたむきに顔晴るその真剣な眼差しがいい。そして、何よりBoysの笑顔が最高!
思いっきり笑ってるキミのその顔がいい。微笑むんじゃなくて、思いっきり笑って
笑って。私までニコニコするから。
今、この瞬間を精一杯生きてる躍動感が伝わってくる。その体中からみなぎる
若さと元気のパワーは、TVのこちら側まで水しぶきが飛んで来そうな勢いだ。
まっすぐなBoysの本気には誰も敵わない。だから、これだけ人を感動させられる。
改めて男子シンクロは、パワフルでダイナミックだ。大技も多くて、見ていて
ハラハラドキドキする。Boysは来る日も来る日も練習に明け暮れ、死に物
狂いでここまできたんだろう。全員勝たせてあげたい。本気でそう思った。
優勝校は去年と同じで2連覇達成! プレッシャーに耐え、よーく顔晴った
と思う。おめでとう! 他のBoysも最高にステキだったよ。キミ達はキラキラ
輝いてた。このところ凹み気味の私に、めいっぱい元気をくれたBoysの
2005年の夏が、こうしてお台場で幕を閉じた・・・
そして、2006年の夏に向け、新たな戦いが始まる。顔晴れ、Boys!