つい先日の事、「どーもー。今、未空ちゃんも一緒にいるの」ンっ? 相手はどーも
私を知っているヒトらしい。誰だろ? 「ねぇねぇ、これから焼肉食べに行く?」
「いや、私は帰るよ」「水道橋なんだけど、○○さんも来るんだ。一緒に行かない?」
というワケで、急遽3人で食事をする事になった。彼に会うのは4年ぶりくらいだろうか。
「まずは乾杯! うわーっ、お久しぶり。元気だった? 未空ちゃん、痩せない?」
「えーっ、ホントですか(←財布の紐が半分緩む(笑))」「何か感じ変わったよね」
「そうですか」「昔はあまりしゃべらなかったし、印象薄かったもん」「ネコかぶって
たんですね」「存在感が出てきたし」「態度がデカくなったとか(笑)」「でも垢抜
けた気がするよ」「ってコトは、そんなに昔はイモっぽかったんでしょうか(←財布
の紐が締まりかける(笑)」「で、いくつになったの?」「・・・歳です。彼女の4コ
下だから」「えっ、そうなの? ずっと若く見えるよ」この一言で、私の財布の紐
は一気に全開となる(笑)。
最近、よく「痩せない?」と聞かれるのだが、単なる外交辞令なんだろうか。体重に
あまり変動がないところを見ると、年齢と共にコケていくのだろうか。ウエイトコント
ロールは私の永遠の課題でもある。
「Kさん、入院してるんだよ」「えーっ、どうしたんですか?」「盲腸らしかったんだ
けど、他にも悪い所があったんだろうね。朝、激痛で自分で病院にかけ込んでね」
「腹膜炎を併発したとか?」「よくわからないんだけど、手術には家族の同意書が
いるでしょ? でもあまりに緊急だったんで、本人のサインのみで即手術したんだ」
「今は大丈夫なんですか?」「うん、今週末に退院するんじゃないかな」「新宿・
歌舞伎町のSのママさん、知ってる?」「前にSさんに連れて行ってもらったような。
あの丸々太ってて、元気なママですよね」「そうそう。お客さんの好き嫌いが激し
くて、向こうのテーブルで『ママ、ママ』って呼ばれてるのに、平気でシカトして
るから、こっちの方が気を遣ったもん(笑)」「あのママね、20キロ痩せたんだよ」
「もうゲッソリして別人!」「人工透析してるんだ」「えっ、本当に? 腎臓が悪い
んですか?」「最初は週1だったんだけど、今は週3になってね」「そ、そんなに
悪いんですか・・・」
その他にも流産や骨折、癌etc. もちろん不幸だけではないが、病気の話は私の
周りでも、後を絶たない。あんなに元気だったママさんが20キロも痩せ、その上、
人工透析になったという現実は、本当にショックだった。それも週3回も! 私が
会わなかった間に、そんな事が起きていたなんて。飲めない私のために、烏龍茶
を作ってくれた着物姿のママさんが思い出される。
そういえば先週、友人が過労で倒れ、「未空さんも気をつけて下さいね」というMail
をもらったばかりだ。五体満足で健康であるというのは、決して当たり前ではない。
その事を身にしみて感じた。おいしく焼肉をパクつける事を心から有り難いと思う。
Sのママさん、お大事になさって下さいね。
♪箱根シリーズ 成川美術館の敷地内に咲いていた、通称モロコシ花(←未空勝手に命名(笑))。鮮やかな紫は、遠くからでも目立つんだよね。どなたかこの花の名前を教えてもらえませんか?