2005 年 8 月 25 日 のアーカイブ

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不幸ぐせ

2005 年 8 月 25 日

もう亡くなった歌手の淡谷のり子は、「とにかくあの歌詞がイヤなのよ」と演歌を毛嫌い
していた。都はるみの「北の宿」を聴いて、「着てはもらえぬセーターなら編むんじゃな
いわよ。時間のムダでしょ。着てもらえる男を探しなさい」というセリフは超現実的だ。

未空父はプレスリーの大ファンだが、演歌も好きで、近所のカラオケボックスに行くと
何かしら歌う。私は日頃、演歌やカラオケボックスとは無縁の生活なので、ついつい
プロモーションフィルム(←ってゆーの?)に見入ってしまう。とかく演歌の歌詞は
あまりに思考回路が違いすぎて、かえって新鮮に思う事もしばしば。

その昔、台湾人の同僚とデュエットの定番といわれる「別れても好きな人」を歌った際
思わず、♪別れたら~“次の人”~別れたら~“別の人”~と歌って大ウケした。当時、
友人は彼氏と別れたばかりだったので、「そーだそーだ!」と手を叩いて喜んでくれた
っけ。それ以来、2人の間では「別れても好きな人」は「別れたら次の人」というタイ
トルになり、この歌詞こそが定説になっている(笑)。

五木ひろしの曲だったか、♪私は不幸ぐせ 取れない女~というM的歌詞があって、
オイオイ、自分の事だろ、あきらめんなよ~と一人ツッコんでしまった。演歌の歌詞
だけならまだしも、前に美老庵・師匠が「不幸な奴って大抵、自ら不幸になる事をや
ってるから、いつまでたっても不幸なんだよな」としみじみ語っていたのを思い出す。

そして、本当にその通りだと痛感させられた事があった。というのも、同じ世代の女性
の同じシチュエーションで、全く逆の結果を見たからだ。そうか、先に結果有りなワケだ。

そりゃラクな方がイイに決まってるもんね。不幸なのは決して家族のせいじゃない。厳し
い事を言うようだけど、家族を不幸ぐせの盾にしてるだけの事だ。理屈と膏薬はどこに
でもつく。今は手の平に乗るカワイイ雪だるま=現時点の問題が、これから3年、5年、
10年先には、家を押し潰すほどの巨大な雪だるまとなって、自分に襲いかかるんだよ。

やりたい事は、どうすればできるから考えるし、やりたくない事はできない理由から考え
てしまう。特に今回は、できるまで諦めなければ、必ずできるし、できないと諦めた時、
できる事もできなくなるという典型的なパターンだと思ったね。

かたや、不幸ぐせまっしぐらの道を選んだ・・・

あなたがどちらに行こうとも、それがあなたの道です。

Good luck!
20050825
♪箱根シリーズ 杉並木の根元には、たっくさんの虫がうごめく摩訶不思議な世界。こ~んなにか細い足なのに、このクモの移動の早いコト早いコト。思わす期間超限定、昆虫写真家になったね(笑)

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