おととい友人から「突然ですが、あさって夕方からお時間ありますか? 海を見な
がら、古代フラダンスというものを一緒に見に行きませんか?という突然のお誘い
です。奇跡的にスケジュール空いてないかなぁ。このお店を紹介してもらってね、
2回しか行った事ないんだけど、海が一望できてすごくステキでね、こういう所で
仕事したいんだってポロっと言ったら、じゃあ、オーナー紹介するよって。で、
先週行って来たばかりなの。だから最初に未空さんを招待?!したくてね。
って思ってて。そしたら、フラダンス話で。急だけど、ダメ元でMailしたの。
当たりかハズレかはわからないけど、湘南の海を一緒に見ましょうう!
お付き合いよろしくお願いします(^O^)」というMailをもらった。
おーっと、この日はOffじゃないか?! ツイてるツイてる。お店の場所は長谷
だとぉ? 江ノ電じゃないか。フッ、海がオイラを呼んでるな(笑)。それにしても、
古代フラとは何なんだろう?
西洋文明が入ってくる以前、ハワイ語でチャント(詠唄)を歌い踊る、自然と深く
結びついたハワイの神聖なる伝統舞踊だそうな。踊り手は水野みさをさん。
ハワイ名Misao maluhia Me Ke Aloha Mizuno。ハワイ島にてフラカヒコの師匠、
クムフラ・ペケロ・デイの元で修行。1999年、世界先住民会議などでのパフォー
マンス後、クムの承認を受けソロ活動を開始。サン・フランシスコのベイエリア
の高校、大学、主要ダンススタジオにて、フラカヒコの指導にあたると共に現在、
フラトループ「ナ・マヌ・ラニ・オ・アヌエヌエ」を主催しながら、数々のフェス
ティバルに出演等、母なる地球・平和のための祈りとして、フラカヒコパフォー
マンス活動を展開。
会場となった長谷にある「麻心(まごころ)」は、オーガニックのCafe&Barで、
ガラス張りの壁の向こうには長谷の海が見えるという、絶好のロケーションだ!
私は始まる前まで、しばらく波打ち際で戯れていた。このところ、やたら海に行き
たくてたまらない。といっても泳ぐワケではない。だが砂浜を歩き、足をチャプ
チャプさせてるだけで、ものスゴいヒーリング効果があるのは、野比海岸で証明
済みだ。私は元々、自然大好き・田舎暮らし・虫もO.Kというタイプでは全くなく、
友人には「都会っ子」と呼ばれていたほど(笑)。
だが最近は、道端に咲く小さな花も見逃さず、葉っぱに触れたり、雨上がりの匂い
にやたらうれしくなったりetc. その自然派傾向が顕著になってきた。自然に飢え
るという事が皮膚感覚でわかり、都会に長くいると、息が詰まりそうになるのだ(泣)。
先日の瞑想2nd Stageの際、この事を青山先生に話すと、「元々人間は、こういう
コンクリートの場所にはいなかったので、ムリがあるんですよ。人間の原始に近い
感覚が出てきたんじゃないですか?」と言われた。確かにそうかもしれない。太極
拳のS先生にも言われたっけ。だとしたら、できるだけ自分のココロとカラダの
喜ぶ事をしてあげよう♪
PM7:00近く、パフォーマンスが始まった。白い衣装をまとい、長~い黒髪の水野
さんは「皆さんはALOHAの本当の意味を知っていますか? ALOとは“分かち合う”、
HAは“呼吸”。呼吸を分かち合うという意味なんです」と教えてくれた。
タヒチのリズムはアフリカに近く、ハワイのリズムはネイティブアメリカンに近い
んだそうな。それにしても今、私達が普段耳に、目にしているフラダンスと水野
さんの古代フラは全く別物だ。まさに神事といった感じで、これじゃ今みたいな
ブームにはならなかっただろうなぁ。
そこで、ふと思い出したのが柔道。例えば、エスニック(民族的)な伝統競技を
国際社会に普及させる場合、簡素化、ルール整備は避けられない。と同時に、
その競技の変質も覚悟しなくてはならない。だが、そのリスクと国際化のメリ
ットを天秤にかけ、やはりその民族の文化の一端を世界に広める事の魅力は
大きい。その意味でも、ルーツを知っておくというのは貴重だと思う。
古代フラの後には、2匹のヘビを模したアフロダンスまで色々と披露してくれた。
まさにヨガのクンダリーニだ。やはり「宇宙と繋がる」という言葉が出てきたか(笑)。
そう、大元は一緒だもんね。ヴェーダでいうところの純粋意識(プルシャ←※注:
オウムのバッジじゃないよ(笑))。
アフリカンドラムのセッションが最高潮に達し、エスニック・ナイトは更けゆく・・・
P.S Yりん、誘ってくれてどうもありがとう! 鎌倉巡りも超楽しかったですぅ♪