「いつも幸せを感じている人は、この世界全体の幸せを増やす事に、毎日手を貸し
ている事になります」というのは、イギリス人のジェームズ・アレンさんの言葉です。
でも、幸せな時は、何にでも「幸せ~」と感じられますが、辛い時は、「笑え」と
言われても難しいものです。だから、そういう時は、小さな幸せで、薄紙を重ね
るように自分をくるむといいですよ。辛い時に明るい気持ちになるには、自分に
幸せ感、快適感を日常生活で与えてあげる事が、とても大切です。
辛い時、無理に明るく振舞おうとすると、無理がきて、できない自分がもっと
辛くなります。だから、好きな音楽を聴いたり、ケーキを食べたり・・・という
「ちっちゃい幸せ」を、薄紙を重ねるように体験していく事が、やがて自分を
大きな幸せでくるむ、一番の近道なのかもしれません。
幸せは「あの人がこうしてくれたら、私は幸せになるのに」とか「100万円がここ
にあれば、私は楽になるのに」とか、誰かに何かしてもらう事や、ないものを手
に入れる事だと、ちょっと手間がかかるので、なかなか近づいてきません。
だから、ちょうどいい温度のお風呂につかったり、スーパーでなくて、露天で売っ
ている朝取りの真っ赤なトマトにかぶりついてみたり・・・そういう小さな幸せで
自分を「ほっ」と満たしていく事が、自分の元気ホルモンも活性化させて、心も
穏やかに気持ちも、明るくなる事につながるのでしょう。
そうなると、自然と優しくなれるから、人間関係も良くなりますし、そういう人に
はチャンスもやって来やすくなります。そして、自分が求めている大きな幸せも、
いつの間にか手に入れていたりするのです。落ちこんだり、辛かったり、誰か
を責めたくなるような時こそ、自分を幸せにするちっちゃな事をやりましょう。
自分が幸せである事こそが、世界中の幸せを底上げする事になるのですから!
幸せの種は、あなたの中に眠っているのです! 誰もが幸せになるために生ま
れてきました。幸せな人はさらに幸せに。そして、苦しい人は、苦しい事は
必ず幸せの種なのだから、心配しないで。もっと幸せになりたい人、今、転機
を迎えている人、人間関係で悩んでいる人、もっと上手にお金と付き合いたい人、
もっと自分らしく生きたい人、大きな壁に突き当たっている人・・・
全ての人の心の中には、幸せの種が眠っていて、それはあなたに水をまかれ
るのを待っているのです。そして、たゆみなく水をやり、肥料をあげ続ければ、
種はやがて、茎を伸ばし葉を広げ、ステキなハッピーの花を咲かせます。
気がつけば、自分はハッピーの花畑の中で、ニコニコと微笑んでいるのです。
だって、誰もがハッピーのステキな花を咲かせる事ができるのですから!
/恒吉 彩矢子