2004 年 12 月 29 日 のアーカイブ

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滋賀県大津市「月心寺」住職・村瀬明道尼

2004 年 12 月 29 日

20041229
TVに尼僧さんが出ていると、ついつい見てしまう。寂聴然り。尼僧の人生は
壮絶な人が多くて、いつも何か教えられるんだよね。昨夜見たのは、村瀬
明道(みょうどう)さん。

トンカツが大好物で、ケンタのフライドチキンを夜食に買いに行き、血の滴る
ステーキが大好きと言う、豪快で超ステキな女性だ。滋賀県大月市にある
月心寺の住職・村瀬明道尼さんは9歳で仏門に入り、各寺で修行をして、
30代半ばで月心寺の2代目住職となった。

その後、交通事故で右半身付随になったが、81歳の高齢にもかかわらず、
早朝2時に起床し、お客様を迎えるための準備をしている。月心寺の料理は、
お寺の料理と御茶事の料理を折半したようなもので、まず最初にごま豆腐が
出てくる。コレがまた、超おいしそうなんだよね。

ごまは必ず明道尼がすりこ木棒を持ち、自ら摺る。心の中でお経を唱え、
それが終わる頃に、ちょうど摺り上がるそうだ。「仏像は、職人が彫った
偶像にすぎない。仏は自分自身。だから自分を拝めばいい」「戒律を
破るより、自分を誤魔化す方が罪深い。だから、私は嘘をつかない。
料理に手を抜かない」

私は本音で生きている人に、強く心を打たれる。今すぐ会いたくてたまらなく
なる。明道尼は、NHK朝の連続TV小説「ほんまもん」で、野際陽子が演じた
庵主様のモデルになった人だそうな。これでピンときた!

なぜ私が、彼女に惹かれたのか。実は以前、男性クライアントの方から、東京
に来たら、カウンセリングを受けたいというMailを頂いていた。その時、庵主様
を見た瞬間、私を思い出したと教えてくれたのだ。共通項はゲーハー(笑)?

す、スミマセン。でも、すっごくうれしいシンクロだった。「弟子は取らないんで
すか?」という質問に、「何でそんな可哀想な事をするの? 女を否定した
生き方なのよ」。「泣いても笑っても、本当のところは自分しかわからない。
誰にも体験できない。自分以外になれないんだから、自分をしっかり生き
る事」と教えてくれた彼女。

極めつきは、このセリフ「究極は自分」。やっぱ、行き着く先は「I Love Me」
なんだ。間違いないんだ。それでイイんだって! 必要な人も情報も、絶妙
なタイミングで与えられるんだね。改めて納得。

最後に「女である事を忘れないでね。きれいになってね」と言いながら、握手
をしていた彼女が印象的だった。私もこんな風に年を重ねていけたらイイなぁ。
ますますI Love Meでいこうと思った、ある意味破天荒の空庵庵主・未空ど
した(笑)。本物の村瀬明道尼さんはこちら。私と似てますかぁぁぁぁぁ~?
http://drc.diamond.co.jp/sales/pdf/200511/#chap013

ちなみに「ごま豆腐」は、村瀬明道さんに1日も休む事なく仕え、精進の心と
その料理を叩き込まれた彼の店で食べられます。
http://www.cheera.net/blog/archives/AERA2007.jpg

そんな彼の名前は、棚橋俊夫さん。そして、お店の名前は「月心居」。私も
是非、行ってみようと思います。
http://www.cheera.net/blog/archives/AERA2007.jpg

♪今日の手形 今年の東京初雪記念に、L.Aにあるハリウッドスターの広場を思い出し、思わず私も☆誕生。フッ、空しいぜ(笑)

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