20代後半から30代の女性が、仕事や恋愛や趣味など、前向きに元気に生きているがゆえに、
色々なものをあきらめる事ができずに、結局すべてのものが中途半端になってしまうという
「あきらめきれない症候群(←知らなかったゾ)」。女医・香山リカさんが、この症候群といか
に付き合うかを、著書の中で提唱しているそうな。男女雇用機会均等法以来、女性が人生を
楽しみながら働くのが当たり前という空気の中、とはいえ全てをうまくこなす人がいるはず
もなく、真面目な人ほどこの症候群に陥りがち。手帳のスケジュールが埋まっていないと不安、
という方は要注意だそうで、だったら、私は大丈夫! でも今となっては、別の意味で不安に
なるけどね(笑)。女性が、人生を楽しみながら働くのが当たり前っていうけど、本当にそう
かな。ほとんどの人達が、生活のためにイヤな仕事でもやらざる得ない状況なのでは? 私が
OLをしていた頃、会社がイヤでイヤでたまんなかったよ。同僚も同じく。愛社精神なんてゼロ、
というより明らかにマイナス! マイナスの私とマイナスの同僚をかけ合わせても、絶対プラス
にはならなかった(笑)。ここが数学と人間は違う。あきらめきれない症候群っていうのは、絞り
込みが足りないのかなとも思うんだよね。例えば、「数年後にこうなりたいから、今はこの自己
投資を最優先にする」って腹を括ると、以前のように毎年海外に行けなくても、彼氏がいなくても、
新しい洋服やバッグが買えなくても、とりあえず自分で納得づくでやってる事だから、まだあき
らめられるんだよね。あきらめる=Give Upではなく、「明らかに見定める」という意味だから。
今、何が自分にとって大事なのかという事を、明確化していく必要があると思う。いつも同じじ
ゃないでしょ。年齢や環境等で、ずいぶん変わるからね。「棚卸し」がキーワードかな。他人に
手伝ってもらってもO.Kだけど、最終的には自分でやるしかない。私が思っているのは、ダメな
ものはダメだという事。これは恋愛が顕著だよね(←経験者超力説(笑))。コントロールでき
ないものは、サッサと手放す。そして、自分がコントロールできるものだけに、エネルギーを集
中する。これはある程度、意識的トレーニングで何とかなるな、うん。どーせなら、「明らかに
見定める症候群」でいこう。
♪とっくの昔に飲んだお初:バタバタ茶 黒豆とか配合されてて香ばしい味なんだよね。今の季節にピッタリのネーミングでしょ(笑)