最近、介護の問題を抱える50代の女性のクライアントの方から、お手紙を頂いたり、
お話をうかがう機会が増えてきた。これもシンクロなのだろう。大体は親の年齢が
80歳前後。じーっと食べているだけの人の上に、配偶者が亡くなると、坂道を転げる
ように、呆けのような老化が進むので、1分前の事や会話も覚えていない。そんな親
とケンカの日々。事態は想像以上に深刻だ。介護の問題は、金銭面と精神面の両面
に深く絡んでいる場合が多い。何より怖いのは「共倒れ」だ。私は以前、ある会社で
ガン患者及びその家族の電話によるカウンセリングを行っていた。病人を看病する
家族のケアが、圧倒的に足りないと思ったのは、この仕事をしていた時に、受話器
の向こうで、「心身共に限界で辛くなっている。それでも誰にもわかってもらえない」
と泣いてる家族の悲痛な叫びを聞いていたからだ。老人、病人等を問わず、今、求め
られているのは、「支えてる人を支援する」人、団体、組織ではないだろうか。私に、
空庵に今、何ができるのだろう? 今後、どんな可能性があるのか? そんな事を
考えつつ、クライアントの方から届いた“叫び”にも近い手紙を読み返している。
今日のおやつ:シャキっとめろんチョコ&和の珈琲 Mさん、ごちそうさま。疲れが一気に吹き飛びました。ありがとうございます。