東京は杉並区・高円寺の商店街の外れに、餃子一筋30年の店「赤天」が
ある。メニューは餃子(7コ入で210円)とビール(480円)だけ。飲めない私は、
友人の勧めで、途中の「つるかめ」というスーパーに寄って、お茶&午後ティー
のペットボトルを買って行く。外はどしゃ降り。足元はズブ濡れだ。店内はカウ
ンターが5席だけ。お持ち帰りもできる。実は、昨日も来たのだが、突然の臨時
休業で、張り紙もない。そ、そんなバナナ~(凍)。マスターにその理由を聞いた
ところ、「アテネオリンピックで、寝不足が続いたもんで」とのコト。イイなぁ(笑)。
赤天には、秘伝の味噌だれがあり、醤油:酢の1:1で割る。それにラー油を加え
れば完璧だ。ツルツル入るので、女性でも4皿はイケる。タレの作り方具合で、
味が変わるから飽きないんだよね。ここのマスターは、高円寺の生き字引だ。
「大量のCDを売りたいんだけど、見本版は引き取ってくれないんだよね」と常連
の男性が言うと、「ゴジラ屋さんって知ってる? あそこの社長はレコードマニア
だから。ほら、なんでも鑑定団とかに出てるでしょ? 餃子屋からの紹介だって
言えば、相談に乗ってくれるから」と言う。おーっと、コレは街の巨匠、いや、現役
のご隠居さんではないか(笑)? 何でも相談人はこうして、何十年も人と人を
結んできたに違いない。さすがだな。空庵もこんな風になりたいんだよね。ココ
のマスターは要チェ~ック! さりげなくステキな“変人”(←友人・談(笑))だ。
赤天さん、また、来ますね♪