2004 年 6 月 1 日 のアーカイブ

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おひとりさま

2004 年 6 月 1 日

近頃の流行語「負け犬」といえば、「未婚で、子供のない女性」。まさに、私じゃん(笑)。

英語ならば「Loser」。どちらもかなりネガティブな響きが漂うが、その肯定語(?)が、

「おひとりさま」というコトらしい。決してイコールではないのだ。「おひとりさま」の定義

とは、シングルや非婚主義を指す言葉ではなく、「個」として、自我が確立している人。

例えば、独身だろうが結婚していようが恋人がいようが、自分一人でもちゃーんと自分の

時間を満喫できる。すなわち、真の自立した人が「おひとりさま」の代名詞なんだそうな。

そんな意識の女性達(男性達も?)の出現に合わせてか、「おひとりさま」をターゲット

にしたビジネスが、これからの狙い目なんだと。自分を磨くエステやお稽古。自分への

ごほうびの宝石や高級ディナー、高級ホテルの一人宿泊などのゼータク商品。都心の

シングル向けマンションが増えているのも、十分うなづける。私は、空庵を老若男女

問わず、「個」のネットワークだと思っている。個人の「個」、個性の「個」、自己の

「己」、そして忘れてならないのが、孤独の「孤」。まさに「おひとりさま」つながりが

基本なのだよ。昔は、空庵を環境の良い所にとこだわっていた。自然環境に恵まれ、

温泉があり、心身共にリラックスできる場所。大人の隠れ家とでも申しましょうか(笑)?

カップルやファミリー、友達同士向けの遊び場は山ほどある。だが、一人で誰への

気兼ねもなく、くつろげる空間ってないかな?と考え続けていた。なぜかといえば、

私が死ぬほど苦しんだ時期に、そういう場所を提供してくれた方がいたからだ(号泣)。

海が見え、お風呂を始め、家中の水という水すべてが温泉というゼータク。ピアノま

であった。私はそこに1週間ほどこもり、お散歩したり、海を眺めに行ったり、近くの

美術館に行ったりなどして、くつろぐ事ができたのだ。気持ちはスッキリと晴れない

ものの、気分転換には最適だった。その時こそ、狭くゴミゴミした東京を離れられて、

本当に良かったと思った事はない。それは、こんな素晴らしい受け入れ態勢があった

からこそだ。今では、もう縁が切れてしまったが、その当時の私を支えてくれた人達には、

心から感謝している。「おひとりさま」があっての人間関係だ。「個」を大切にしていきたい。

♪今日のオタク談義 「リリトの方に興味があって」「アダムの最初の妻ですね」「えっ、ご存知なんですか?」「エヴァンゲリオンではリリスでしたね」

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