「人生重荷を背負いて、坂道を行くが如し」と言ったのは、徳川家康でしたっけ?
歴史上の偉人の言葉を借りなくても、同じように感じている人は多いんじゃない
かな。ましてや、この厳しい経済環境。環境だけじゃなくて、仕事でミスをしたりすると、
ずいぶん凹むものです。それは、私だって同じ事。ここ数ヶ月、仕事の上でのミスが
続いて、自分ではフォローしているつもりではいるのだけど、自分の気持ちまでは
フォローしきれずに、「どよ~ん」とした気持ちが続いていました。でも、吹っ切れ
る時ってあるもので、気持ちが楽になると、身の回りの全てが好転し出したりして、
厄介事まで次々と片付いていく。そこで、ふと思い当たった事がありました。ある
仕事で、うまくいくようになった原因。それは、それまでやらかしていたミスに懲りて、
注意して作業するようになった事。あぁ、たったこれだけの事で、凹んでいたのだと
再確認。それで思ったのが「苦しい時は蜜の味」。何か足りない部分があって、失敗
したり、落ち込んだりするのだろうけど、苦しい時は、それに気づいたり、直したり
するチャンスでもあるって事。そして、それが自分で解決できるようになってしまえば、
再びそれが原因で悩む事はない。そうは思いませんか? 私は、そのように感じる事
ができました。だから、せっかくの学ぶ機会を逃げてしまうのはもったいない。十分味わ
いつくしてみようと、問題が発生した時から、ワクワク気分で待ち構える事ができます。
しかも、ここで習得できなければ、近いうちに、また練習問題がやってくるというオマケ
付き。振り返ってみても、やっぱり私達はそういう風にして、成長してきているようです。
自動車教習所に通い、初めて自動車の運転席で、ハンドルを握った時。ハンドル操作
にアクセル、ブレーキ、クラッチ、ギアチェンジ、ウィンカーにライトにワイパーと、とても
じゃないけど、こんなの一度に操作できない。そう、思っていたはずが、今じゃ運転しな
がら、次の仕事の準備とか言って、大声で発声練習していたりします。たまたま、窓が
開いていて、隣の車の運転手に怪訝な顔で見られた時には、顔から火が出るほど恥ず
かしかったけどね。小学校で覚える「九九」もそうですね。でも「そろばん」は覚えられな
かったなぁ。すごく苦手だったのです。でも今は、電卓や表計算ソフトなんて便利な物が
あって、苦労はせずに済んでいる。あっ、そうか。そこまで考えれば、たとえ乗り切れな
くても、周りの環境が変わりの手立てを用意してくれる事さえあるという事ですね。日本
が「バブル崩壊」という「学びのチャンス」に遭遇してから、早13年が経とうとしていますが、
この国はどんな事を学んだのでしょうか? 決して人ごとではなくて・・・ 貴方や私は、
この12年で何を学んだのでしょうね? 「バブル」とはいかなくても、半分ぐらいの波なら、
乗り越えられるようになったのでしょうか?
/八五郎さん
♪今日のお初:フキゲンイチゴ お風呂上りには、やっぱカラダに果汁、それも1%でしょ(笑)。貴重な飲み物、非常謝謝! ジャンクな美味じゃ~♪