「何かありましたら、どうぞ言って下さい」。会話の後に言ってしまいそうな言葉です。
今日も営業現場で聞きました。「何かあったら」の「何か」ってなに? 理屈っぽく
考えてみました。言った人が想定している「何か」ってなに? 相手が、お客さんが
尋ねてみたい、知りたい「何か」ってなに? 想定している「何か」と尋ねてみたい
「何か」が、全然違うものになっていないか、ちょっと不安です。この言葉を発した時、
期待している「何か」はなんですか? 「何かありましたら、何なりとおっしゃって
下さい」「例えば、○○についてのお尋ねでも結構ですよ」。これで少しは、尋ねる
側のバーが低くなりました。言った側、売る側も発した時の相手の顔を観察して、
的があっているか、確かめます。「△△の事でもいいですか?」。お客さんは相手
の「例えば・・・」に反応して、自分の興味の分野の話を展開します。「このお客
さんは、この部分に興味がある」と、売る側は新しい情報が収集できます。ちょっと
会話を工夫するだけで、多くの情報が得られます。いつも使っている言葉、工夫の
余地はありませんか? 自分ならどう思うのか。どういう行動を起こすのか。行動
を起こすような言葉になっていないのか。ちょっと考えてみませんか?
/鈴木 鉄也
♪今日の悟り あっ、そう。結局はそーゆー事だったんだ。な~んだ、心配しなくても良かったワケだ。まぁ、期待した私がバカだったんだろうね(泣)