日本人は、世界から羨望の眼で見られる事はあっても、尊敬の対象には
なり難いと言われます。「あなたのようになりたい」とは言われないのです。
バチカンで唯一の日本人、尻枝正行神父の人生は、多くの事を教えます。
戦後、彼が子供の頃、家を建てるのに釘がなく、教会に泥棒に入りました。
真新しい釘を急いで、リュックに詰めていると、首筋を押さえられたのです。
驚くと共に瞬間、悲しげな母親の顔が浮かんだそうです。しかし、その人は
叱るのでも捕えるのでもなく、リュックの中に入るだけの釘を詰め、「足りな
かったら、またいらっしゃい」と言ったきりでした。彼は翌日、「私もあなたの
ようになりたい」と願い、神父への道を歩み始めたのです。
/田中 信生
♪今日のNice Trip♪ 友人がテープ&CDを送ってくれた。ケルトの深い森から、広い中国大陸まで、一人浪漫飛行の気分だ。いつも非常謝謝(泣)