目の前で、向き・不向きというものについて、思い知らされた事件があった。別にその人が悪い訳ではなく、
その条件の下では、適性ではなかったというだけなのだが、それにしてもショックだったろうなぁ。逆の立場
だったら、ゾッとするもんなぁ(泣)。私は昔っから超ブッキーなので、モノ作りの才能は皆無だ。だからこそ、
それに適した友人が側にいてくれる。これは本当に有り難い事だと、最近しみじみ思う。美老庵・師匠は、占い
師になりたいと言ってきた人達を見て、向いてない人にはハッキリ言ってあげるのが、本人のためだと言った。
未空父の古い友人に、和風フレンチのシェフがいる。彼も弟子を見て「何年やっても、ダメな人はダメ。そんな
時は、本人に直接言うよ」。自分にできる事、向いている事、やりたい事が一致してる人は幸せだ。しかし、これ
がバラバラな人は、どうすればいいんだろう(泣)? それでも、自分の才能なりを信じられてるうちは、まだいい。
実は、自分が本当の事に気がついていて、だけどそれを認めたくない、真実を受け止めたくないと考え出したら、
それこそ悲劇だ。本当は向いてないんだよね。才能ないんだよね。全部わかってるんだよね。周りの人間も知って
るんだよね。でも、また最初から探し始めるのは、超ツラいんだよね。あの苦しい日々には戻りたくないんだよね。
何を隠そう、私はそんなジレンマに陥った経験者だ。ずいぶん、色~んな事にお金を費やしてきたよ。もったいな
かとね。でも、そこまでしなかったら、わからなかったんだ。あきらめがつかなかったんだ。自分で自分に折り合い
がつかなかったんだ。ココロのデフレ・スパイラル状態だね。あの頃から、体感派だったんだよ(笑)。今日は、
そんな昔の自分を久々にフラッシュ・バックしたな。向き不向きより前向き・・・だけでは解決されない時もある。
♪今日の出会い♪ 認められて超うれしい反面、本当にこんなんでイイの?っていう疑いの気持ち。でも、どっちも私なんだから、さぁ前に進もう!