花火大会以来、自分の閉所&暗所恐怖症をカミングアウトしたら、高所恐怖症の方からMailを頂いた。
閉所ぎみという人は、私の周りでも何気に存在している。以前は、まぁ狭い所は誰でもイヤなんだろう
なぁと思っていたが、広所恐怖症というものもあると知った。恐怖の対象は人それぞれだ。Diaryを読んだ
師匠から、「未空殿が閉所だったとは・・・ 美老庵も狭いけど、大丈夫なのかな? トイレも本当は怖い
のですか? まぁ突如、閉塞状況を知覚した時に起こる心理パニックだから、いつ来るかわからない
世界でしょうけど」という気遣いMailが届いた。えっ、前に言いませんでしたっけ? 私は閉所とはいえ、
エレベーターやトイレ、お風呂は全然平気だ。ドアを開けっぱなしにしておかないと、ダメな人もいる
もんね。もちろん美老庵もO.Kで、問題は隣の人との距離のようだ。車の後部座席の真ん中とか、人に
長時間挟まれてるような状況はダメみたいだなぁ。映画館は必ず端に座るし、雨戸を閉め切った真っ暗
な部屋では、絶対に眠れない(号泣)。6Fに住んでるせいもあるのだが、昔っから夜はカーテンをしない
で寝るのだ。師匠曰く、「生まれ日が己の土の人は、高い所に登ると飛び降りて、土に帰りたくなるのです。
冲雅也、伊丹十三、いずれも己日生まれで、飛び降り自殺をしています。これまで己日生まれの人に
聞いた結果は、やはり飛び降りの想念がありました。アハハ」。えーっ、そうなの? 初めて聞いたよぉ。
ちなみに、私の生まれ日は乙酉だ。酉は十二支のトリだが、乙(きのと)というのは、十干(じゅっかん
または、じっかん)という易独特の用語である。最初は私もチンプンカンプンだったが、師匠とご縁を
頂いた事で、自分でも勉強をし始め、少しずつ知識が増えてきた。今でこそ日本は、西洋に習って「週」
という単位を使っているが、古代中国では「干」×10=旬というのが、日付を表わす単位だった。今でも
上旬・中旬・下旬と言うが、その時の名残りだ。太陽は、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸(こう・おつ・へい・てい・
ぼ・き・こう・しん・じん・き)の10種類あると考えられ、「本日は甲の太陽」という言い方をしていたらしい。
この十干は、他にも呼び方があって、順番に「きのえ・きのと・ひのえ・ひのと・つちのえ・つちのと・
かのえ・かのと・みずのえ・みずのと」という。丙午(ひのえうま)は有名だろう。これに「陰陽」と、木・火・
土・金・水(もっかどごんすい)という「五行」が組み合わされ、師匠の言う「己(つちのと)」は陰の土になる。
陰陽五行、十干十二支、中国はぬわんと奥深い国よのぉ。紀元前の話だ。B.Cだよ、B.C(笑)。もちろん
全員ではないにしろ、人間には土に帰りたい願望があるのか? うーむうーむ、摩訶不思議な世界じゃ~。
♪今日のお初:パッションフルーツ かなり甘ずっぱいなぁ。種も食べちゃうんだ? 果肉というよりは、ドロドロ種入りジュースって感じ(笑)