「川に落ちて流された! ~すぐにジタバタしてはいけない理由~」
川の流れというのは、入ってみると予想より早いもの。ハイキングの途中や、
釣りをしている時などに、誤って水中に落ちたら、その速さに驚いて、慌てて
しまうかもしれない。もっとも危険なのは、下手にあがいて、事態を悪化させ
ること。まずは、呼吸できるように浮いていなければならない。リュック等を
持っていたら、浮き袋代わりにしがみつくと良い。沈みそうになったら、息を
止めるのがコツだ。体勢としては、足から先に流されるようにする。頭が先に
なると、岩や木などに激突して、意識を失ったまま、沈んでしまいかねない。
必ず足を川下に向け、進行方向に危険な物がないかを見て、ぶつからない
ように気をつけよう。そして、そのままの状態で、流れが緩やかな場所に出る
まで待ち、岸に向かって泳ぐ。いたずらにスタミナを使い果たさないように
して、時機が訪れるまで我慢し、流れが弱い所で、一気に勝負をかけるのだ。
そんな事故を防ぐためには、川べりで不注意な行動を慎む事も大切。浮かれ
気分ではしゃいだり、濡れた岩に足を乗せて、身を乗り出したりしない事だ。
沢を登っている時には、枯れ木や不安定な石につかまって、体を支えようと
するのも危険。しっかりと足場を固めながら、確かな手がかりを頼りに、登る
ようにしよう!
♪みくのなつやすみのおもいで♪ 流れが急な川は、まるで生き物だ。決してナメてかかってはイカんぜよ!