最近、とみに「癒し」という言葉を耳にすると、どうも「卑し」とも受け
取れてしまう。そんな誰でもカンタンに癒されるんかい?と思ったら、
TVで家出した少女を追いかけるドキュメント番組をやっていた。
20才そこそこの女の子は、新宿・歌舞伎町の風俗店で働いている。
その店に来た50代の男性が、「こんな所で働いていいの? お父
さん、お母さんは知ってるの?」と説教を垂れた。
色々な事情があって、この店で働かざるえない彼女。好きでこんな
コトやってるワケじゃないんだよと心で叫びつつも、態度は冷静に、
「それじゃ、アナタはココに何しに来てるんですか?」と聞き返した。
すると、そのオヤジは「癒されに来てるんだよ」とのたまった。擬似
恋人関係か? それなら、素直にラブラブ空間を楽しめば良い
ものを・・・ やはり、オヤジにも後ろめたさがあるのだろう。
後ろめたさがあっても、やはりコレに替わる癒しは見つからないのか?
人の癒しの対象は様々だ。空庵だよりの読者の方が、私の夢「都内
に何でもありのココロのお休み処を実現する」計画のために送って
下さった「アーバン・シャマン(サージ・カヒリ・キング著:株式会社
VOICE刊)」を読んでいるが、冒頭にシャーマンの定義が書かれ
てある。
「シャーマン」という言葉は、シベリアに住むツングース族の言語だが、
現在では広く一般に使用されている。シャーマンに当たる人物を、
ハワイでは「クプア(Kupua)」と呼んだらしい。
シャーマンがメディスンマンの場合もあるが、全てのメディスンマンが
シャーマンではない。シャーマンが部族の聖職者の場合もあるが、
全ての聖職者がシャーマンではない。
シャーマンがサイキック・ヒーラー(心霊治療家)の場合もあるが、
全てのサイキック・ヒーラーがシャーマンではない。それでは、
シャーマンとは何者なのか? この著者が受け継いだ教えでは、
「シャーマン=関係を癒す者」と考える。
この場合の「関係」とは、意識と肉体、人間と人間、人間と環境、
人間と自然、事象とスピリット(精神・精霊)等の関係だ。そして、
シャーマニズムとは、ヒーリングの一形態だという。
そっか、関係を癒すのか。これで全てに合点がいった。まさに、
大嫌いだが、ガッテンガッテンガッテン(笑)。「アーバン・シャ
ーマン」は、私の教科書になりそうだ。
♪今日のお初:ロッテのパイの実パイナップル味♪ 後味がまさにパイナップルだわ。ジャンク・テイストなんだけど、ウマいんだな、コレが(笑)