アメリカ・ニューヨーク郊外に「グリーンチムニーズ」という養護施設がある。ここでは、人間に虐待を受けて傷ついたり、
引き取り手のいない動物を飼っている。そして、そのお世話をするのが、やはり親に捨てられたり、孤児だったりといった
傷ついた子供達なのだ。父親を麻薬中毒で失い、残された母親は経済的にも、精神的にも子供を育てられず、この施設
に預けられた黒人の少年がいた。現在でも、精神安定剤を飲み続けているという。彼のお世話する動物は、大きな豚で、
餌をあげるのを怖がっていた。病気にかかっているその豚に、薬を入れたリンゴを直接、口に入れなければならないの
だが、やはり恐怖心が先に立ち、友達の黒人少年が見事やり遂げてしまった。この事件が、彼の今まで培ってきた自信
を一気に失わせ、自分の殻に閉じこもってしまう。まさにトラウマだ。見ていて、とても痛々しかった(泣)。しかし、彼は勇気
を奮って、このトラウマを解消すべく、豚小屋に向かう。1回目、やはり怖い。大きな豚の口が近づくと、思わず柵の中に
リンゴを落としてしまった。ここであきらめるのかと思いきや、この少年は違った。2回目に挑戦。見事、豚の口の中に
リンゴを入れる事ができた。やったーっ! 自分にもできる。やればできるんだ。思わずTVの前で、手を叩いてしまった(笑)。
とにかくうれしかった。スゴいよ。君は立派にやり遂げたんだ! どれだけ怖かっただろう? これからは自信を持っていい。
それにしても、アメリカの施設は進んでいる。なぜ、日本にはこういう事ができないんだろう? 良い事なら、どんどんマネ
すればいいのに・・・ 素晴らしいセラピーだ。カウンセラーいらず(笑)。やはり、アメリカは先進国だと思う。トラウマは自分
自身で取るのはかなり難しいと思う。でも、決して不可能ではないんだ! その人が、現在をそして未来の人生をより良く
生きていくために、正々堂々と他人の力を借りればいい。花には咲く時期がある。人間でも同じく、その人に見合った時期
があるんだ。「人には希望がある」。ある産婦人科の先生が言っていたらしいのだが、子供は一番秀な精子と卵子がくっ付
いて生まれるんじゃなくて、一番アカンのがくっ付くと考える(笑)。優秀な精子は、アカンのを助けて死んでいった。だから、
生まれた時点が一番最低だし、人の助けがないと生きられない。ここまで生きてこられて立派! 正々堂々と胸を張って
いればいいという事だそうで、最高の考え方だと思った。Mailをくれた方「人には希望がある」、一緒にやっていきましょう。
♪今日のラララ~ン♪ NHKの新シリーズ「地球市場」がおもしろい。やっぱドキュメントは見応えがあるなぁ。楽しみ楽しみ~♪