未空 「・・・マジ? ねぇ、ウソでしょ? ホントにこれだけなの? たったこれだけ?」
未空父 「そうだ。それだけだ。ほれ見ろ、言った通りだろう。まぁ俺は、300円ぐらいだと思ってたが」
未空 「だってさぁ、ダンボール3箱あったんだよ。文庫本なんて、ギッシリ詰まってたじゃん?!」
未空父 「古本なんて、そんなもんだ。かなり偏ってたらしいから、全部引き取ってもらえるだけ、ありがたいと思えってコトだな」
未空 「(ワナワナワナワナ・・・プルプルプルプル・・・)し、信じらんない。1箱200円しないワケ? 文芸書は高かったのに」
未空父 「そーゆー本はなぁ、売れないらしいぞ。コミックだったら、高く買ってくれるそうだ。売れ筋らしいからな」
未空 「古本屋の出張買い取りなんて、ボロい商売だよね。あれだけ売って、たったの500円だよ、500円!」
未空父 「赤字じゃないだけ良かっただろーが。マックのバーガーなら、10コ近く買えるゾ」
未空 「そーゆー問題じゃない。未空母は1,000円ぐらいって言ってたんだよね。私も4ケタはいくと思ってた」
未空父 「甘いな。甘すぎる。お前らは、社会をナメとる。生きていくってゆーのは厳しいんだぞ」
未空 「そっか・・・そーなのか。私の人生と共に歩んだ貴重な本達は、500円でその歴史に幕を閉じたワケだ(泣)」
未空父 「まぁ、そーゆーコトだな。厳しいだろ、社会は? 少しはわかってきたか?」
未空 「うん、十分わかったよ。授業料500円で、吉牛の特盛りでもおごるよ。ゼータクに生卵付きね(笑)」
♪今日のいいコト♪ 心理のセミナーで、素晴らしいプリントをもらった。これがまたシンクロしてるんだよね(泣)