1920年、アメリカはニュージャージー州。ここに1組の新婚カップルがいた。
夫の名前は、アール・ディクソンという。アールは、自分が築いた家庭の
ために、毎日懸命に働いた。まぁ、ここまでは、ごく当たり前のハナシ。
ただ一つ、世間の新婚と違っていたのは、奥様は魔女・・・じゃなくって、
度を超えたおっちょこちょいだったらしい(笑)。新妻の心境として、
毎日懸命に働いて帰って来る愛する夫に、おいしい手料理を食べさせたい
という気持ちはわかる。しかーし、アールの妻の場合は、それを成し遂げる
までに、料理中に火傷や切り傷が耐えない毎日。まるで炎の料理人、某カウン
セラーのようだ(笑)。夫としても、気が気ではないのだが、かといって、
勤め人である夫に、その代わりはできない。まして、彼女の気持ちを考えれば・・・
そこで、アールがせめてもの対策として用意したのが、絆創膏の中央に小さく
切った綿とガーゼを乗せたモノ。これさえあれば、自分の留守中に、妻がケガ
をしても、すぐに手当てができる。そう! コレがバンドエイドの誕生の秘密
なんだって! アールが勤めていた先は、ジョンソン&ジョンソン。社長のジェイ
ムス・ジョンソンは、愛妻家の社員が作った特性の絆創膏を、即商品化した。
そーいえば、手術用のゴム手袋を発明した外科医も、恋人の看護婦のために
考案したらしいし、本田宗一郎の原付も、奥さんの買い出しのために・・・
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