久々に銀座へ出かけて、「千と千尋の神隠し」を見て来た。夏休みが終わったというのに、
まだまだ映画館は混んでいる。実は宮崎さんは、未空母の大学時代の同級生だった。
「いつも絵ばかり描いていて、人形劇のようなサークルに入ってたんじゃなかったかしら」
と未空母は言っていた。とにかく変わり者だったらしく、大学卒業後は東映に入社した。
東映なんて、マンガばっか作っている会社に、何で入るのぉ?と、当時の男性の就職先
としては、かなり冷ややかな目で見られていたらしい。こんな人だからこそ、世界の宮崎
なれたんだと思う。「千と千尋の神隠し」を見て思ったのは、どこからこんなイマジネー
ションが浮かんでくるのか?というコト。キャラの一つ一つが、本当に個性豊かなのだ!
「もののけ姫」のようなテーマはない。でも、私もこの映画の中に混ぜて~と言いたく
なるほど、楽しい雰囲気に満ち溢れている。日本人に生まれて良かったと思った。
なぜか? お風呂屋さんが舞台だからだ(笑)。どこか遊郭を思わせるようなセットは、
懐かしくホッとする。今回は特に、海の蒼さや遠くの景色の美しさに、目を奪われた・・・
やっぱ宮崎さんは、スゴい人だ! 同時代を生きているコトに、感謝している。まして、
私が生まれる前から、未空母との縁もあるゾと(笑)。エンディングが物足りない気も
ちょっぴりしたけど、ハクに免じて許しちゃおっかな←ハクにホレてしまった私であった・・・