「浜辺の足跡」
ある日、私は夢を見ました
浜辺を神と共に歩いている夢を
海の向こうの大空に、私の今までの人生の光景が
はっきりと写し出され、どの光景の前にも
浜辺を歩いている神と私の2組の足跡がありました
最後の光景まで来た時に振り返って見ると
ところどころ足跡が1つしかない事に気づきました
そしてそれはいつも私が苦境に落ちて
悲しみに打ちひしがれている時でした
私は、あえて神に尋ねました
私があなたについて行くと言った時
いつも私のそばにいて下さると約束されたのに
どうして私が一番あなたを必要としている時に
私を見放されたのですか
神は答えておっしゃいました
私の大切な愛しい子よ
私は決してあなたのそばを離れた事はない
あなたが見た1つの足跡
それは苦しみや悲しみに傷ついたあなたを
そっと抱き上げて歩いた私の足跡なのだと
ある日、私は夢を見ました
浜辺を神と共に歩いている夢を
/マーガレット・パワーズ