1年ぶりに会った友人から、コンサートに誘われ、笙を聴きに行って来た。
笙(しょう)は雅楽の楽器だが、目の前で本物を聴いたのは初めてだった。
こじんまりとしたモンゴルのパオを髣髴させる会場で、たっぷり2時間、
休憩なしのぶっ続け(笑)。作曲者は、現代作曲家の故ジョン・ケージだった。
考えてみれば、最近、こんなに何時間も、音に集中した事ってなかったなぁと思う。
家の中で聴く音楽といえば、せいぜいBGM程度、つまり「~ながら」だ。
メロディを楽しんでも、「単音」としては聴いていない。まぁ、当たり前なんだけど。
洋楽器の音に慣れ親しんでるせいもあり、現代は音の洪水だと思う。
笙の音も、そんな中に溶けていく・・・古式ゆかしき雅楽の音も、たまにはイイよね。
誘ってくれた友人に非常謝謝!