夕刊の見出しに「ユダヤ人の乳児射殺」と出ていて、すぐにページをめくった。
新聞の記事によれば、乳児は家の前の公園で、母親と遊んでいたところ、
いきなり頭を狙われた。流れ弾ではなく、確実に人を狙って撃ったらしい。
それも乳児を! 母親も足にケガをしているが、目の前で我が子を撃ち殺された
彼女の気持ちを思うと、本当に胸が痛んだ。生涯、トラウマを抱えて生きて
いかねばならないだろう。このショッキングな記事と一緒に、事件前の一家の幸せ
そうな写真が掲載されていて、さらにやり切れない気持ちになった。一瞬のうちに
起きた想像を絶する事件。一向に治まらない民族同志の争い。宗教って何なんだろ?
神様っているの? どうして次々と、こんな悲惨な事件が起きなければならないのか?
やっぱ「生きてる」だけで、すごい事なんだと思う。赤ちゃんの冥福を心から祈りたい。