弟の結婚報告を兼ねて、新潟に住む91才の祖母に会って来た。今、私が「おばーちゃん」と
呼べるたった一人の存在だ。耳が遠くなったり、記憶が点になっているものの、かなり元気で、
献身的に面倒を見ているおじ夫婦には、本当に頭が下がる。特に、お嫁さんであるおば様は、
お会いする度に、その顔が仏にすら見えてくる。人間は、たとえ出家なんてしなくても、
日々の生活から、十分修行を重ね、立派なお坊さん以上になれるものなんだと痛感した。
頭を剃っても、お坊さんにはなかなかなれないものだ。かえって形だけのものとなってしまう。
私は、おばーちゃんの面倒を一生懸命み続けている、このおばを心から尊敬している。
いつでもどこでも控えめにしているが、よく気がつき、料理上手な人でもあるのだ。
今回もまた、色々とごちそうになった。初めて食べた新潟料理に「小豆れんこん」と
いうのがある。ちょっと甘めの小豆に、サッパリとしたれんこんが和えてあり、とっても
おいしかった! 「小豆カボチャ」をちょっとしつこく感じていた私には、なかなか
Goodなお味だ。のっぺ、塩シャケ、煮物、おこわ、茶碗蒸し等々、出るは出るは心のこもった
おいしいおば様の手料理♪ とにかくみんな幸せだった。いとこの経営する小料理屋に、
昼も夜も押しかけ、これまたおいしいプロの味を堪能した。もうお腹がパンパンだ。幸せ~♪
それにしても、雪ってまぶしいね。思ったより寒く感じなかった新潟は、ひとえに温かい人達
のおもてなしのおかげだね。ありがたいって思った。おばーちゃん、いつまでも元気で長生き
してね。新潟の皆さん、大変お世話になりました。どうもありがとうございます。ごちそうさま~!