中学時代の同級生に、現在プロのバレリーナになった人がいる。
高校卒業後に日本を飛び出し、主にヨーロッパを拠点に活動していた。
私は全然付き合いがなかったのだが、共通の友人がいて電話をもらった。
バレリーナの彼女が住むドイツから、突然電話がかかってきて「実は私、
バレエを辞めたの。まだ親にも誰にも言ってないんだ」と告白されたそうだ。
自己の存在確認=バレリーナだった彼女。それを取ったら、もう私ではないと
言っていた彼女に、一体何が起こったのか? 医者の話だと、骨が60代と言わ
れたそうだ。痛み止めの注射を打ちながら、必死に舞台で踊り続けていた彼女は、
今までずっとがんばっていた。自分自身の体の事、ヨーロッパでの多国籍軍による
複雑な人間関係等々、もう限界なんだなって感じてたらしい。「自分の好きな人達と
温かい関係を作りながら、暮らしていきたい」という彼女のセリフには、実感がこも
っている。自分の人生経験の中で、何が一番大切なのかを考えたのだろう。まさに転機!
本当に長い間、お疲れ様でした。こういう結果になって、良かったんじゃない?
今まで必死で、がんばってきたんだもの。もういいよね。新たな道を探そうよ!
私の周りで、今転機を迎えている人は多い。21世紀を目の前に、何かしら動き出している。
元バレリーナの彼女を含め、転機を迎えている人達の未来は、きっと明るいはず!
今までの自分は、20世紀に置いていこう。うふふ・・・何だか楽しくなってきたよ~ん♪