1986年、岡山県川上町に、自然食料理を提供する民宿「わら」ができた。
その「わら」が作る料理が載っているレシピ本に(写真が美しく、どれも
おいしそうなのだ!)、こんな事が書いてある。
「現代医学では、なんともならない病を抱えて、『わら』に来られるお客様が
時々いらっしゃいます。でも『わら』は自然食を提供している民宿です。
病気治しが目的で来られる前に、まずは病気やケガでメッセージを伝えてくれた
自分の体を、しっかり抱きしめてあげて下さい。
目には見えない心までをも、しっかりとですよ。
そして“魂のいれもの”と言われる“体”を、自分はどんな風に扱ってきたのかを
ちょっと振り返ってみましょう。
その時に、あなたの体が望んでいる事が見えてくるはずです。
病気を癒していく、きっかけを作る事ができるのはあなた自身ですし、あなたが
答えを持っているのですから。
病気になった体も自分の一部ですから、その部分を嫌ってしまうと、心までが不自由
になります。肉体が病んでいても、心は自由に広い世界を遊び、平和でしかも逆に愛や
希望与えてくれる人がいます。
そんな事を思ってみた時に、健康は物理的なものだけじゃないと思うのです。
人々が本当の意味での自然食を楽しむようになり、肉体が病んでいても幸福でいられる
可能性に気がつくと、これまで知り得なかった世界の歓びや充実感に包まれるのでしょう。
それにはまず、観念を解く事や囚われてるものからの解放など、手放す事から始める必要
なのかもしれません。そのヒントを得るために、そして大地や森のエネルギーにまみれるために、
『わら』を活用して下さい。何かに気づき始めたあなたを、やわらかい風が後押ししてくれます」
・・・今、病気で苦しんでいる方が、少しでもラクになれるように! きっと大丈夫ですよ。