何気にTVをつけたら、演出家の宮本亜門が出ていた。彼の舞台作品を見た事はないが、
とても人間的に興味のある人だ。中谷彰宏も同様。2人とも40代で、最高にノッている(笑)。
なぜ宮本亜門に興味を持ったかというと、昔雑誌のインタビューか何かで「母が病院で死んだ瞬間、
そばにいた親父が優しく額にキスをしたんです。それもとっても自然に。今まで見たどんなラブ
ストーリーよりも感動しました」と話していたからだ。何てステキな夫婦なんだろうって思った。
妻の唇ではなく、額というところがポイントなのかもしれない。とても深い愛情を感じる。
私もそんな最後を迎えられるのだろうか(笑)? 宮本亜門に「学ぶとは?」と司会者が聞き、
色紙を渡した。すると彼は“粘り強く 粘り強く”と書いた。最近あまり聞かなくなった言葉だな。
「最近、短気な人が多いでしょ? すぐに答えを求めてクリッククリック。でも粘り強くやっていれば、
きっと素晴らしい世界が見つかるんですよ!」と興奮して語っていた。確かにこの“粘り強く”という
言葉には説得力がある。なぜかといえば、この“空庵”も同じだからだ。私のアナログのDiary歴は、
小さい頃から続いた試しがない。しかし、このDiaryはもう2ヶ月近く続いている。新記録だ(笑)。
「やる気だけではダメなんですよ。それと同じだけの根気がないと続かないんです」と聞いた事がある。
この根気こそが、“粘り強く”なんだよね、亜門さん? 継続は力なりを信じて、このDiaryを書き続けよう。