NHK教育テレビPM10:00~の地球時間「命の値段・卵子ビジネスはいま」
を見た。アメリカでは今、卵子売買がビッグビジネスになっている。
青い目の高学歴女性の卵子は値段が高く、特にカリフォルニア州では、
ドナーには事欠かないそうだ。ある不妊のカップルは、ドナー及び自分達
の子供を含めた“20世紀が与えた大きな家族”に心から満足しており、
本当に幸せそのものだった。愛し愛され、きっとイイ子が育つんだろうな。
ドナーは「これは大切な人助けなのよ」と自分に言い聞かせ、ホルモン
誘発剤の副作用に耐える。高額のギャラがかかっているのだ。
一方、精子採取は実の夫婦の共同作業で、ニヤけながら(?)別室に入って
行く。これを掛け合わせると、カワイイ赤ちゃんの誕生だ!
何だか見ていて胸が苦しくなった。理由はわからないのだけれど。
ミレニアムの今年、カナダに住んでいる私の友人がシングルマザーとなり、
無事、男の子を出産した。家族はカナディアンのルームメイトを含めて
3人家族。父親はいない。父として、また母としての役割、存在意義、
家族のあり方等が変化してきている。皆、幸せになりたいだけなんだよね。
家族がいても、家庭がない。夫婦という横の関係の希薄。帰宅拒否症の
会社員、いつも空虚感を抱えている主婦、何がやりたいのか見出せない
子供、孤独感にさいなまれる老人、拒食・過食を繰り返すOL、引きこもり・・・
Twin怪獣は、そこここで炎の雄叫びを上げている。