アルビノ殺人
かなり昔にインドネシア・バリ島に行った時、黒魔術の
話を聞いたが、黒魔術をかけられた人は、全てのものが
緑に見える魔術をかけられたという。
yahoo!のニュースで、とてもショッキングなニュースを
読んだので、以下に引用させて頂く。
「“アルビノ殺人”恐れ、1万人が避難 アフリカ南東部(CNN)」
アフリカ南東部のタンザニアとブルンジで、生まれつき
色素を持たず、皮膚の色が白い「アルビノ」の人々約1万
人が、殺人被害を恐れて、政府が設置した避難所など
に逃げ込んでいる事が、国際赤十字の報告で明らかに
なった。
両国では、「アルビノ」の体には特別な力が宿るという
伝統的な考えから、臓器や体の一部など売却する目的で、
アルビノの人々が殺されるという悲劇が後を絶たない。
2007年以来、タンザニアでは少なくとも44人、ブルンジ
では14人が殺されている。
タンザニアのアルビノ・センターによると、同国には約
20万人のアルビノの人々がいるという。国際赤十字
によると、ブルンジ政府が養護学校などに設置した
緊急避難場所に、アルビノの人が約1万人ほど逃れて
来ている。いずれも、アルビノの体を狙った犯罪から
逃れるためだ。
タンザニアでは11月初旬、アルビノ男性を殺して体
を切断し、臓器などを呪術医に売りさばいたとして、
4人が死刑判決を受けている。
タンザニア政府はアルビノの人々を守るため、警察
に警戒指示を出しているが、警官の数が少なく、
伝統的な考え方が根強く残る地方では、アルビノ
殺人が防げない状況だという。
タンザニアとブルンジの赤十字は、人道的な支援が
必要だと訴えている。
読み終わって、ゾッとしたのは、私だけではないだ
ろう。ここ数年で、公になっただけでも、60人近く
のアルビノの人達が命を奪われている。呪術医は、
その臓器をどうするのだろう?
21世紀の世の中においても、このような迷信に命
を脅かされている人達がいるのだ。
居酒屋タクシーも事業仕分けも、アルビノ殺人も
知られれば問題になるが、知られなければ、いつ
までも闇の中だ。
インターネットが発達したおかげで、このような
ニュースも、一瞬で世界中に配信できるように
なった。日本のODAの抜本的な見直しを含め、
こういった緊急を要する海外の人道的支援に
こそ、予算をつけてほしいと思う。
アルビノの人達が一日も早く、平和な日常を送れ
るようにと、心から願うばかりだ。世界中の全て
の人々が、心身共に健康で、平和に満ち満ち、
豊かで幸せに暮らせますように・・・