Kさん姉妹
首痛と同時にもう一つ襲ってきたモノ、それが舌痛(←ぜっつう
ではなく、ベロイタと読んでおくんなまし(笑))。これが本当に
ナメてかかれない。前回は左端の部分だけ痛かったのだが、
私の体調が悪化する時のサインは、妖怪人間ベロ(笑)。
これが最近の特徴だ。プチっとおできのようなものがある時は、
原因がわかってまだマシだが、ある一部分だけがずっと痛いと
いうのは、何とも不気味なんだよね。私がここまでベロにナー
バスになるには、深~いワケがある。それはね・・・
かなり昔、バイト先に双子のKさんという姉妹(←叶ぢゃないよ(笑))
がいて、姉か妹か忘れたが、どっちかが同じチームだった。べらん
めー口調で、ヒトの好き嫌いも激しかったKさん姉妹だが、揃って
元は銀座のホステスさんだったらしい。
私は歳が離れていたのか、なぜか気に入られ、「銀座のお店と
いえども、毎日お客さんに営業電話をかけなきゃなんないのよ」
とか、夜の裏話を熱心に聞いていた(笑)。
そのKさん姉妹の妹が、歯医者に通っていたのだが、ずっと「ベロ
が痛い痛い」と言い続けていたらしい。だが、そんなコトは人間、
よくある事。「きっと寝不足で、ベロが荒れてんのよ。おいしい
物食べて、ぐっすり寝たら治るわよ」と気にもしなかった。
ところが、痛みがひどくなって、とうとう病院に行ったところ、
舌癌と診断され、すでに手後れだった。即、数時間もかかる大
手術をしたのだが、声が出ないという後遺症が残ってしまった。
退院後は、高価な器械を買って、リハビリを続けていると涙
ながらに語っていたKお姉さん。「妹はずっと歯医者に通って
たんだから、その時に見つけてくれりゃいいものを」と嘆いて
いたのだが、やっぱ歯医者じゃわからないよね。
真顔で「あなたもね、ベロが痛かったら、すぐに病院に行か
なきゃダメよ」とK姉さんに言われて以来、私は舌の痛みには、
モーレツにナーバスになったのだ。
あのバイト先は移転して、跡地には大きなマンションが建って
いる。姉妹仲良く一緒に暮らしていたKさん達は今頃、どこで
何をしているだろう? 妹さんの舌癌は再発していないか?
リハビリの甲斐あって、声が出るようになっただろうか?
色々な事を思い出す。私のベロはおかげさまで、今は全く痛ん
でいないが、これからも気をつけたいと思う。Kさん姉妹、貴重
な体験&アドバイスをどうもありがとうございました。いつまでも
姉妹仲良く、お元気で・・・
♪三嶋大社の本殿は、とても穏やかなエネルギーで、どこかスコーンと抜けてる感じ。巫女さんを始め、みんなで庭や境内をお掃除していた。意外に参拝客が多いと思ったら、三島の名所なんだよね。