国際宅配おばさん
それは相互リンク依頼のMailがきっかけだった。そのサイトの管理人の女性
が「今、一番憧れている方です」という。へぇ~、どんな人なんだろう? 早速、
リンク先に飛んでみると、その憧れの女性のトップページには、こんな事が
書かれてある。
「日本中を探しても、彼女のような女性に巡り会う事はないでしょう」
それもそのはず、彼女は若くして事業を興し、世界中127ヶ国を旅行し、世界
中の女性と子供達とふれ合い、余命3年と宣告された2度の癌を克服し、男性
でさえ根を上げる過酷なラリーに挑戦を続ける、まさに正真正銘のスーパー
ウーマンだったのだ! ほぇぇぇぇぇ~、スゴい日本女性がいるモンだなぁ。
残念ながら私は今の今まで知らなかった。こういう人の存在を知っただけで、
何か元気をもらえるんだよね。私が目を引いたのは、以下の「国際宅配おば
さん」という部分だった。
“レースの先々にある人間ドラマは様々だ。スタート地点に群がり、物を盗む
子もいる。パレスチナ難民キャンプやアフリカの子供の暮らし。「走るコース
の中で何ができるかな?」。砂の上に木で絵を書いているリマやセネガル
の子供を見て、鉛筆を届けようと思い立つ。「トンボ鉛筆の方が2万本くれ
たんです。それを日本郵船が無償で運んでくれました。皆さんから預かった
愛情を渡しに行く。私は国際宅配おばさん」。
ホテルのコンピューター室から出る紙も、きれいな部分を切り取り、大きさ
を揃えて集める。不要になった毛布やボランティアの人々が集めてくれた
衣類等を、中央アジアのレースコースに沿って配って走る。
暑いアフリカでは色鉛筆やスケッチブックを配る。「世界中の苦しんでいる
子供達にミルクと石鹸を宅配するんです。色んな国の救援物資が港に放置
され、必要としている人達の手元に届いてないのを何度もこの目で見て来た
んです。だから、私は自分の手で最終目的地まで持って行く宅配おばさん」”
果たしてこんな事を考えながら走っている男性ドライバーはいるんだろうか?
多分、いないと思う。というか、走る事に手いっぱいでフツー気がつかない。
不用になった物を必要な人に届けるという発想は、私の使用済み切手やカー
ド類のボランティアと通じるものがある。ぬわ~んと、この超エネルギッシュ
な国際宅配おばさんは70歳とゆーではないか。おぉぉぉぉぉ~、超カッコイイ!
憧れの君の名は・・・
♪よく利用する駅に新しくエスカレーターが設置され、かなり大規模な工事が始まっている。少しずつ、でも着実にその姿を変えていく進化する駅、私もそうありたい。