ガネーシャ神
私の愛読書、学研のブックス・エソテリカシリーズ「ヒンドゥー
教の本」では、ガネーシャ神が象の頭を持った経緯を、以下
のように紹介しているので、引用させて頂く。
ヒマラヤ山の娘で、ガネーシャ神の母である女神パールヴァ
ティーは、夫のシヴァ神の留守中に召使いを作り出そうと考え、
自分の体の垢を集めて人形を作り、それに生命を吹き込んだ。
こうして生まれた息子を見て、彼女は満足し、早速、用事を
言いつけた。それは彼女の入浴中、家に誰も入れないよう
見張りをする事だった。
そこへ夫シヴァ神が帰って来た。お互いに相手を全く知ら
ない両者は押し問答となり、ついに激しい戦いにまで発展
した。シヴァ神はヴィシュヌ神の援護を得て、何とか相手
の首をはねる事ができた。
妻パールヴァティーは息子の死を嘆き悲しんだ。夫シヴァ
神は哀れんで、この息子を生き返らせる事にした。シヴァ
神は部下を北に向かわせ、最初に出会った生き物の頭を
持って来るように命じた。
部下達が象の頭を持って来たので、息子に象の頭を付けて
生き返らせ、シヴァ神の家族の長男として、眷属(けんぞく:
一族、親族、身内、従者、家子<いえのこ>、腹心のもの)
の長の地位を与えた。
それにしても、妻パールヴァティーはそんな垢だらけなワケ?
女神なのにマジ、超ばっちくないっスか(←DAIGO風(笑))。
最初に出会った生き物が象とゆーのも、いかにもインド的。
きっと野良牛や野良ヤギ同様、野良象もいたんだろうね。
それを息子の頭に付けて生き返らせるんだから、ブッ飛ん
でるよ、シヴァ父さん(笑)。ってゆーか、設定にムリあり
過ぎだってばさ。ってなヤボな話はこの際ヌキにして、
こうして無事に生き返ったガネーシャ神でしたとさ。
めでたしめでたし♪
ちなみに、あの100万部を突破したベストセラー「夢をかな
えるゾウ」の中では、ガネーシャの好物はあんみつだが、
インドではガネーシャ神に捧げる甘いお菓子を「モーダカ」
という。このモーダカが、日本では「もなか」になったん
だとか。ガネーシャがメタボなのも頷けるわなぁ(笑)
突然のサプライズに、バースデーケーキが登場♪ 忘れられない最高のお誕生日になったに違いない。ちょうど10年前、私がネパールと北インドをセットで周った際、ガンガー(ガンジス河をジモティーはこう呼ぶ)で誕生日を迎える事ができ、女性添乗員さんに緑の象のマスコットをプレゼントされた。これには聖典「バガヴァッド・ギーター」に出てくる象“アシュワッタマン”と名づけ、今でもPCの上に飾ってある。今回、南インドでお誕生日を迎えた超ラッキーな彼女に、たくさんの祝福と大きな幸あれ!