江戸中に名の轟いた高級料亭「八百善」
酒井抱一をヤフって山谷にあった「八百善」を知り、そのキャッチバー商法
が明らかになった(笑)。だから、ネットサーフィンは止められない。以下は
ネットからの引用である。
吉野橋の近くには、江戸中に名の轟いた八百善があった。瓜とナスの粕
漬けに煎茶で一両ニ分も取ったという高級料亭で、1812年(文化9年)3月
末に初鰹17本が入荷した時、八百善はニ両一分ずつで3本を買ったという。
太田蜀山人も「詩は五山、書は鵬斎に、狂歌われ、芸者おかつに料理
八百善」とうたっている。経緯は次の通りである。
ある時、美酒美食に倦きた客が数人、八百善の座敷に上がって極上の
茶漬けを注文したところ、少々お待ち願えませんでしょうかと言う。少々
待つくらい構わないというので客は待ったが、一向に料理が出てこない。
そうして、かれこれ半日も待たされて、やっとお茶漬けと香の物を食べ
る事ができた。その香の物というのは、春には珍しい瓜とナスの粕漬
を切り混ぜにしたもので、お茶漬け共々、誠に結構な味であった。
さて帰る段になって、勘定を聞くと一両ニ分だと言う。ビックリした客が
問いただすと、主人が出て来て説明した。温室のない当時としては、
非常に珍しい瓜とナスを使い、茶は宇治の玉露、米は越後の1粒選り。
中でも最も金のかかったのはお茶に使った水だと言う。宇治の上茶に
合わせるには、この辺の水では良くないので、わざわざ早飛脚を仕立
てて、玉川上水の取水口まで水を汲みに行かせたと言うのである。
そのため時間もかかったし、運賃も高くついた訳で、それを聞いた客は、
さすが八百善と感心して帰って行ったという。一両二分というと、現在
では約10万円といったところか。
作家の永井荷風が大正元年、初めての結婚式を挙げたのも、この八百
善であった。八百善は一時、築地に移転した後、現在は南青山で営業
をしている。墨田区にある白髭神社の狛犬は、初代の八百屋善四郎が
奉納したものである。
「瓜とナスの粕漬を切り混ぜにした香の物」は気になるなぁ。パリパリ
っとおいしそうだよね。それにしてもお茶漬けセットで10万円たぁ~、
永谷園もビックリだ(笑)
太極拳のS先生のお母様が亡くなり、お通夜に行った帰り、小岩のフラワーロードで超ラブリーなスタンディング・ワンコを発見。飼い主のオヤジが話をしてる間、ずっと立ったまんまなんだよね。とにかくカワイイのなんのって♪