全身スポンジ
埼玉すぴこんがご縁で、Mさんのように色々な人をご紹介
下さる方が現れた事で、私に大切な事を教えてくれた
男性を思い出した。それが映像プロデューサーのTさんだ。
私がまだ二十歳そこそこの頃、年上のおじさんやお姉
さん達に可愛がられ、遊びに連れて行ってもらったり、
ごちそうになったり、人を紹介してもらったりetc.
毎日“される事”だらけだった。
若いながらに、さすが申し訳ないと思い、お世話
になりっぱなしのTさんに、「何もお返しできずに
すみません」と謝った事がある。いやぁ若いね、
青いぜって感じでしょ(笑)。
すると、彼は笑いながら、「いずれ未空ちゃんが、
そういう立場になる日が来るから。今は若いんだし、
それなら“人を紹介されるような人間”でいなさいね」
と言われ、ずっと心の中に残っている。以前、美老
庵・師匠に「あなたは全身がスポンジみたいだね」
と笑われたが、師匠の教えを一言一句、聞きもらす
まいと無意識のうちにそうなっていたのだろう。
そう、“全身お耳状態”だったのだ(笑)。
思えば色々な方に出会って、色々な事を教えてもら
ったが、私の幼稚さや器の小ささで、こぼれ落ちて
しまった事がたくさんある。
インドのヴェーダ(五千年を超える古代の叡智、神の
科学、地球上最古の聖典)には、「知識は意識の内側
に構築される」という教えがあり、私の意識が深まら
ないと、どんなに良い教えでも、その多くを吸収でき
ない。師匠の言う「全身スポンジ状態」で、Tさんの
言う「人を紹介されるような人間」でありたいと思う。
私達の団体は、ぬわ~んとジモティーの新聞に載ったんだよ。超オドロキ! まぁクルタパジャマやサリーを来た日本人が、いきなり70人も押し寄せて、ヒンドゥー寺院で熱心に祈ってたら、そりゃ記事になるわな(笑)。逆の立場からすれば、日本の片田舎に白装束姿のインド人が、いきなり70人も来て、観音様とかに祈ってるようなもんだもん。そりゃ大騒ぎさ♪