社会不安障害(SAD)②

ホーム >  未空ブログ > 社会不安障害(SAD)②

社会不安障害(SAD)の患者さんの特徴

SADの患者さんは、人前で自分が何かおかしな事をしてしまうのでは
ないかという「強い不安」を抱き、またそれを他の人に気づかれまい
として、不安の元となる状況を避けようとします。

例えば「話をしている時に声が震えたり、顔がひきつったりしていると、
他の人に気づかれて、恥ずかしい思いをするのではないかと考えて、
非常に不安になる」「手が震えている事を気づかれるのではないかと
心配になり、他の人がいる所で食事をしたり、字を書いたりする事を
避ける」といった事です。

SADは以前、「対人恐怖症」と呼ばれていたものの一部分の症状
(strikethrough:疾患、病気)であり、患者さんの特徴として次の事
が挙げられます。

・劣等感が強い
・自分に自信が持てない
・人前で恥をかくのではないか、変な人と思われるのではないかと強く心配する
・他人の評価に敏感である

社会不安障害(SAD)は発病年齢がとても低い病気です。

SADは以前は「稀な病気である」という認識でしたが、「全人口の約10~15%
の人が罹患(りかん:病気にかかる事)している」という海外の大規模調査
の報告もあり、現在ではSADは決して「稀な病気ではない」と認識されるよう
になっています。

SADは10代半ばから20代前半で発病する事が多く、性別では男性より女性
の方が多いといわれています。なおアメリカで行われた調査によれば、SAD
の発病年齢の平均は15歳となっており、不安を持つ障害の中で、最も発病
年齢が低いといわれています。

社会不安障害(SAD)の診断

SADの診断基準には、米国精神医学会編「精神疾患の(strikethrough:
分類と診断の手引)診断・統計マニュアルDSM-Ⅳ:WHO編」「精神及び
行動の障害ICD-10」等いくつかあります。例として、前者の基準をいく
つか示してみます。

・よく知らない人と交流する、他人の注目を浴びるといった1つ、または
 それ以上の状況において、顕著で持続的な恐怖を感じ、自分が恥を
 かいたり、不安症状を示したりするのではないかと恐れる
・恐れている社会的状況にさらされると、ほぼ必ず不安を生じる
・自分の恐怖が過剰であり、また不合理である事に気づいている
・予期不安、回避行動、苦痛により、社会生活が障害される。または、
 その恐怖のために著しく悩む
・18才以下の場合は、罹病期間が6ヶ月以上である
 ※罹患(りかん)期間:症状が出始めてから、現在に至るまでの期間の事
20060824
♪花屋の店先で元気に咲いていた、その名もプレーリードッグ・・・じゃなくって(笑)、プレーリーサン。超暑い中、この黄色に生命力を感じるね。

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

XHTML: 次のタグを使用できます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

*

twitterページ
facebookページ
Amebaブログ