社会不安障害(SAD)③
社会不安障害(SAD)の分類
SADは「強い不安」を感じる頻度により、「全般型」「非全般型」「限局型」
の3つのタイプに分ける事ができます。
分類と症状
① 全般型:ほとんど全ての社会的状況において、「強い不安」を感じる
② 非全般型:2~3の社会的状況において、「強い不安」を感じる
③ 限局型:1つのみの社会的状況において、「強い不安」を感じる
なお全般型の患者さんは、発症原因に「遺伝的要因」が強く、発症年齢
が低い傾向にあるといわれています。
海外では、SADは一般的に理解度が低く、治療の機会を得にくい病気と
されています。海外で行われた調査によれば、SADの患者さんの約2/3
は病院に行っておらず、また病院に行っている場合でも、「自分がSAD
であると認識して受診した」患者さんは、3%にすぎないという結果と
なっており、治療の機会を自ら逃している事がうかがえます。
一方、日本ではSADという名称や病気の症状については、あまり認知
されておらず、その症状の原因を「自分の性格のせい」であると思って、
治療を受けていない(病院に行っていない)方が多いようです。
SADは発病すると、他の精神疾患(鬱病、アルコール中毒、パニック障害等)
を併発する割合が、70%を超えるともいわれていますので、SADの症状
が現れている場合は、それは「性格のせい」ではなく「病気である」と
認識して、早目に専門医(精神科や心療内科)の診断を受けて下さい。
♪コンビニでは素麺や冷し中華と並んで、すでに鍋焼うどんが売られていた。季節の先取りのし過ぎだってばさ(笑)。このお店は関西風で、とにかく器が大きいコトで有名らしい。