666
ふと気づいたら今日は06年6月6日、千年に一度の666だ。こんなBigな商機
を映画会社が逃すはずもなく、1976年に公開されたホラー映画「オーメン」
のリメイクが全世界同時公開となった。
今回「オーメン」のポスターやオンライン広告などに描かれている主人公の
少年ダミアンが姿を消すという。この趣向は6月6日を境に、“ダミアンが
実際にこの世に誕生した”という事を表現するもので、ダミアンの描かれて
いた場所が赤い空白になり、「悪魔の子は世界に解き放たれた」というコピ
ーが残される。今、何かとお騒がせの六ヒルでは、「ダミアンお誕生日会」
と称した、“6”にこだわったイベントも開かれるらしい。
「オーメン」のストーリーは、6月6日6時に生まれた駐英大使ロバート(グレ
ゴリー・ペック)の子供は死産だった。妻を悲しませたくなかったロバートは、
同時刻に生まれた孤児を養子にする事にした。しばらくは幸せな日々が続い
たが、ダミアンの周囲で怪事件が次々と発生するようになる。そんなある日、
ロバートの元に神父が現れ、ダミアンにまつわる秘密を告げる。
だが、悪魔の子として生まれたダミアンは、自分の正体を知らないまま成
長した。ある日、ふと自分の旋毛(つむじ)に描かれた666の痣(あざ)を発
見し「なぜ? なぜ、僕なんだーっ?」と自分の宿命を知り、愕然とする。
この映画が流行った時、同じクラスの男の子が自分の旋毛をこわごわと確
認して、「666はなかったよ~」とホッとした表情を浮かべていたり、たまたま
6月6日に生まれた男の子は、何かにつけ皆に「ダ~ミア~ン、あ~くま~」
と呼ばれてたっけ(笑)。
それではなぜ、666が「悪魔の数字」なのか?
この設定は、新約聖書「ヨハネの黙示録」の「第13章第18節」にあるそうで、
すなわち「思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。それは人間の名を指す
数字である。その数字とは666である」と。
第2次世界大戦のナチス・ドイツの総統であったヒットラーも、この悪魔の
数字を持つ者であったらしい。「HITLER」という名前を、Aの文字に100を
当て、Bを101として数えていくと、この「HITLER」という名前は、「107、
108、119、111、104、117」となり、全てを足すと666になる。ふーん。
ヒットラー以外にも、古代ローマ帝国の暴君ネロや、神秘学者アレスタ・
クロウリーなども、666の数字を持つ者だといわれているそうで、モ~
ここまでくると何でもアリだな(笑)
♪秋田シリーズ 聖体奉仕会・小羊の苑の「十字架の道行」を抜けると、その先に小さな礼拝所がある。イエスの手の平に杭が打たれている絵画や像が多いが、それでは体重が支え切れないので、実際は手首に杭を打ったそうだ。