セルフ・プロデュース
私には美老庵・師匠の他に、東洋占術の学術理論を習ったO先生という
方がいて、全くタイプの違う先生に2人がかりで育ててもらった。まるで
宇宙人グレイのようだ(笑)。
O先生はウオーキング・エンサイクロペディア=「歩く百科事典」と言わ
れるほどの学者のような先生で、私がまがいなりにも九星気学を教え
たり、顔相講座などができるのも、この先生の指導の賜物と思っている。
もちろん美老庵・師匠も東洋占術にはめっぽう詳しいが、「俺は応用編
だから、基礎は外で習って来なさい」と言われた。師匠の顔相のイラスト
入りノートを見た時はのけぞってしまった。だって、色まで塗ってあるん
だもん(笑)。本当にマメだよなぁ。
若い頃はデザインで食べていた時期もあるので、絵心は十分。師匠
がデザインしたランプの下絵を見せてもらった事があるが、すっごーく
カッコ良かった。芸術的な才能もあり、多彩な人なんだと思う。
私は絵を見るのは大好きだが、絵心は全くない。キッパリ! 元々
手先が超ブッキーで、チラシなどをデザインすれば学級新聞の吹き
出しになってしまう(泣)。なので、私の名刺などは全て、センスの
良いデザイナーの友人にお任せしている。だから私は、餅は餅屋
という意識が強い。
人にはそれぞれ、才能が必ずあると思う。だが、その才能をどうやって
開花させるのかが難しい。未空父は「才能を開花させるのも才能のうち」
とよく言っていた。自ら上手にプロデュースできる人もいれば、自分は
創る人、売るのは別の人という分業の場合もあるだろう。
だが有名人ならともかく、ほとんどの人は無名であり、となれば自分
で自分を売り込んでいくしかない。何事も「いつか王子様が・・・」では
通用しないのだ(笑)。
最近、私以上に私の事を考える人はいない、という至極当たり前の事
に気がついた。アタマでは十分わかっているが、それをまだ腑に落と
し込んでいない自分がいる。
相手にも大事な仕事があり、優先順位がある。私がそのトップになる
はずもない。そう思えば腹も立たないのだが、なかなかそうも思えな
い未熟者の私。思い通りにならない事を思い通りにしようとするから、
「苦」になる。自ら作り出している「苦」とはいえ、なかなかこの「苦」
から逃れられないジレンマ。まだまだ修行が足りない。
「セルフ・プロデュース」は私の重要課題だ。できるだけ「苦」に囚わ
れず、粘り強く取り組んでいこう。
青森シリーズ ♪え~らやっちゃえ~らやっちゃよ~いよ~いよ~いよ~い~ではなくて、ラッセーラッセーラッセーラッという掛け声になる。元々は、ねぶた祭りの寄付金を集めるために、家々を練り歩き「(金)出っせー出っせー」という意味だったらしい。ストレートだなー、モー(笑)