細く長くプラスαし続ける
自分には、何の取柄もない。
そう思っても、1つの事を長く続けていれば、
それは立派な才能になります。
お客様で、フラダンスを趣味で習っている30歳の方がいるのですが、
彼女が言うのです。
「同じサークルに、70歳の方がいるんですけどね、
とてもステキなんですよ」
その方は、50過ぎてからフラを始められたのですが、
70の今、素晴らしい踊りを披露されるそうです。
「だから、私も、あと40年続けていれば、
今は下手でも、ステキなダンサーになれるんじゃないかなって思うんです」
趣味でも新しい事でも、始めてすぐは、何もかもが目新しくて、楽しい。
でも、思うように上達しなかったりすると、
おもしろくなくなって、止めたくなる事もあります。
けれど。
1ヶ月続けてみれば。半年続けてみれば。
1年続けてみれば。5年続けてみれば。
10年、20年、30年・・・
「より、上手になろう」
そういう気持ちで、細く長く続けていれば、その成果が出ないはずはないのです。
きっかけは、「思い」です。
「あれ」をやりたい。
その「あれ」は、インスピレーションによって降ってきます。
そして、うまくできる自分を「イメージ」します。
スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんは、
「イメージする力、思う力、感じる力は、人生で大きな役割を果たします。
なぜならそこにエネルギーが生まれるからです」
と言います。
「思い」が、「行動」のエネルギーを生むのですね。
更にこう言います。
「夢は強く具体的に望む事。安穏としていてはダメです。
覚悟を決め、必要なら我慢もし、努力をして夢に近づいて下さい」
何かをやろうと思ったら、
うまくいかなくてもがいたり、壁にぶち当たったり、
おもしろくない事も起こるものです。
「イヤな事」というのは、
「避けるべきサイン」と「成長のための試練」の2つがあります。
それを「避けるべきサイン」と思い、
すぐに「やーめた」と思う事もできますし、
「これを乗り越えれば、自分は変わる」と、
しんどい思いをしても、やり抜く事もできます。
どちらが自分に適切かは、ケースバイケースです。
けれど。
「美味しいパンを食べたいな」と「思う」時。
「思う」だけで、誰かが「買って来たよ」と
差し出してくれる事もあるでしょうが、
大抵は、買いに行ったり、自分で作ったりしないと、
美味しいパンにはありつけないものです。
どんなルートで手に入れたパンでも美味しいでしょうが、
自分でこねて、膨らませて、オーブンで焼き上げたパンは、
格別ですよね。
それには、「思う」事と、細く長くでも「行動」する事。
どんな事だって、40年続けていたら・・・
それを、「このままでいいや」でなく、「もうちょっと上手に」という
プラスαを加えていたら・・・
必ず、素晴らしい成果がやって来ます。
毎日ちょっとずつでも、プラスαをして、
手にしたい夢を近づけていきたいですね!
/恒吉 彩矢子