おびんずる様
高岡大仏の回廊で見つけた仏様はピカピカしていた。別名「撫で仏」。
おびんずるとは、「賓頭廬尊者(びんずるそんじゃ)」といい、お釈迦
様の16人の偉い弟子16羅漢の1人。日本では「撫で仏」の別称で
善男善女の信仰を集める仏様だそうな。
昔からおびんずる様の体を触って、その手で自分の体を撫でると、
病気が治り、頭も良くなり、節々の痛みも軽くなるといわれ、深く
信仰されている。高岡大仏寺のおびんずる様は、大勢の人々に
撫で続けられている。そっか、だからピカピカしているのか。
私も早速、なでなですると、「手型ご希望の方は寺務所へ」とある。
ふーん、手型があるんだ? 木で作られた手を寺務所で頂いて持ち
帰り、朝夕、体の患部を軽く擦り、病気の回復を祈願すると治ると
いわれている。
手型の材質は、万葉集にも詠われた国産ヒノキ材で、緻密にして
芳香・滅菌効果もあり、建築・彫刻などに重用されているそうな。
また、手型は1つ1つ心を込め、丁寧に作られた“手作り”の品で、
当寺住職のサインがしてある。本堂では般若心経も終わり、信者
さん達がちょうど帰る頃だった。未空母へのお土産に手型を買い、
本堂でお参りしたいのですがと言うと、もうすぐ朝の勤行が始ま
ると言う。でも、今すぐならいいですよという事で、本堂の中で
お参りする事ができた。
外はポツポツと雨が降り始めたが、その足で高岡古城公園→土蔵
造りの町並み「山町筋」→赤レンガの「富山銀行」→関野神社で
おみくじを引くと、中から金の大黒様が出てきた。やったね。
AM8:30近くにホテルへ戻り朝食を頂く。今日は朝からいい日だ♪