太陽を食べる男
8年間、水分と日光だけで生きていると主張するインドのヒラ・
ラタン・マネク氏(64歳)が、この度NASAに招待され、彼がどの
ようにしてそれを成し遂げているかを紹介する事になったとの事。
マネク氏はケララ南部に在住する機械エンジニアで、1992年
から断食を開始し、1995年にヒマラヤに巡礼に出かけた帰り
道から、断食をスタートしたという。
彼の妻Vimlaさんは、「彼は毎朝必ず、太陽を瞬きせずに1時間
ほど凝視するの。それが彼の主食なのよ。たまにコーヒー、
お茶とか水分を取りながらね」と話している。
そして、昨年6月、米科学者らはマネク氏が確かに、130日間
日光と水分だけで生きている事を確認し、科学者らはこの現象
をマネク氏の名前にちなんで、「HRM現象」と名づけている。
NASAはマネク氏の持つ特異な才能が、宇宙探索における
食料保存の問題に、何かしらヒントを与えるのではと期待
しているという。
【追記】日光研究者にして、機械エンジニアのヒラ・ラタン・
マネク氏(66歳)が、411日間に渡る完全な断食を成功させ、
科学者らを驚かせている。
マネク氏は1995年から96年にかけ、211日間を水のみで過ごし、
その後2000年から翌年にかけては、インド医療協会(IMA)の
21人の医師らによる、24時間監視体制の下で411日間、そして
2001年には、マネク氏の能力に興味を示したアメリカ航空
宇宙局(NASA)からの招聘を受けて、米国に赴き、科学者ら
の前で、130日間の断食に成功しているのである。
マネク氏によれば、本来人間が食物から得るべきエネルギーは、
全て日光から得ているという。そして現在、こうした能力は科学
者らによって、「HRM現象」と名づけられ、研究が行われている。
「マネク氏の脳を活性化させた状態で、スキャンを行いま
したが、脳神経は非常に活発で、通常50歳代の男性に
見られるような松果体の収縮が見られませんでした。
また通常、その年代の松果体の平均的な大きさは6mm×6mm
ほどですが、マネク氏の場合は8mm×11mmほどもあったん
です」とマネク氏を研究している科学者は、そう語っている。
マネク氏によれば、日光から得られるエネルギーが、心身の
疾病を遠ざけ、幸福と活力を与えているとし、この方法に
おいては、人は決して意識的な断食を行うのではなく、日光
エネルギーによって空腹が遠ざけられるため、むしろ結果的
に断食を行う形になる、と説明している。
「この方法は、人間が本来持っている力を目覚めさせ、
脳を快活にさせます。実際、歴史上には多くの不食の
人々がいます。また、実際に英国の王立医学院は、
日光が人間に理想的なエネルギーを提供する、という
事を発表した事もあります。
また実際の断食に当たっては、ジャイナ教、そして
ヒンドゥー教の古い聖典を参考にしています。
今日、我々は日光の悪影響ばかりに注目し、それをあた
かも敵であるかのように、避けようとしています。しかし、
実際のところ、人間の様々な困難は、日光エネルギーの
不足によるものが多いんです。太陽からエネルギーを
得るのは簡単です。太陽をしっかりと凝視して、その
エネルギーを脳に直接、送り込むんです。目はいわば、
エネルギーを得る口となる訳です」とマネク氏は語った。
そして現在、マネク氏は更にそうした手法を洗練させ、
今では地球に吸収された日光のエネルギーを、地面
からも得ているという。
「裸足で外を歩く事が、目から日光を得る事の助けに
なります。これはまた、体内の諸所の内分泌活動と、
特に松果体、言われるところの“第三の目”の活動
を助ける役目を果たします。
それから、日光を見る事は早朝、そして夕方がよろ
しいでしょう。夜明け、そして夕暮れのそれぞれ
1時間前くらいが、ちょうどいいと思いますね。
それに日光をただ見るだけでも、人間はビタミンAと
Dを得る事ができます」
マネク氏によれば、現在世界中には、3000人ほどの
日光を食べる人々が存在するという。
「彼らは世界中にいますが、これはかつて、遠い昔に
失われた科学の再生です。食物を必要としない、新た
な食事です。本来この手法は、かつて精神的な修行の
一部として行われていましたが、これは全く科学的な
手法なんです。誰にだって行う事ができるものです」
そして、彼はその言に違う事なく、米国のジェファー
ソン大学、そしてNASAの科学者らの前で、見事に
その手法を実践してみせたのである。
現在、世界には65億ともいわれる人口がひしめき、
食料の枯渇は深刻化するばかりである。
「太陽を食べること」それは人類を救う究極の手段
となり得るのだろうか。
/柳瀬 勲
♪恵比寿ガーデンプレイスにて。バカラのシャンデリアに続く道には、レッドカーペットが敷かれている。この超豪華&高価なシャンデリアを空輸する時の保険料って、一体いくらぐらいなんだろ? 想像もつかないなぁ。