自信
「もっと自分に自信があったら、何でもできそうな気がするのに」
そう思ったり、失敗してヘコんだりして、自信を失う・・・
こういう事ってありますよね。
自信がある人は堂々として輝いて見えるのに、
自分は何だかオドオドしていて、ちっぽけで・・・
そんな自分にガッカリしてしまう人もいるでしょう。
心理カウンセラーの宇佐美百合子さんは、
著書「がんばりすぎてしまう、あなたへ」で、
自信について、こう書いています。
「“自信”には2種類あって、その両方がバランスよく備われば、
何があっても心が揺れずに生きていけます。
1つは、自分の技能が人の役に立っているという自信。
もう1つは、自分がその事に命がけで挑んでいるという自信」
なるほどな、と思います。
私は、一介のセラピストです。
5年前に自分の店を開いた時に、
「こんな未熟な自分で大丈夫だろうか」と、
自信など全然ありませんでした。
けれど、私の店に来て下さるお客様が、
初対面の私に会い、そして、オイルマッサージなどでは
ショーツ1枚の無防備な姿になって、更に気持ち良さそうに
スヤスヤとお休み下さるのを見ると、
「こんなにも心を許して頂いているんだ、私は」
と、有り難い気持ちに手を合わせたくなるような気持ちになります。
そして、その積み重ねが、
「こんな私でも、人を喜ばせられ、お役に立っているんだ」
という自信になり、
「一生懸命させて頂いているおかげで、ご満足頂けているかも」
という自信にもなって、6年目を迎える事ができたように思います。
セラピスト志望の人は、
「もっと技術が上がったら」「もっと経験を積んだら」
と自信のなさを理由に、なかなか最初の一歩を進み出す事ができません。
けれど、私は師匠から
「自信というのは、不安なまま始めて、
それをやり遂げた時に生まれるものだ」
と聞いた事がありました。
その言葉に背中を押されて、未知の業界に踏み出したのです。
「もっと〇〇だったら」
でも、この思いは、きっと限りがないのです。
〇〇を得ても、××のなさを理由に踏み出せないのです。
宇佐美さんは、
「“このくらいある”と、今、手元にあるものを見極め、
それをつぎ込んで、徹底して“自分を応援して能力を伸ばす経験”
に挑むのです」
と書いています。
今、持っているもので精一杯やる事でしか、自信は生まれません。
もし、チャンスがきた、というのであれば、
それは、「本気」でやれば、必ず得られるものがあるから、
というメッセージでもあります。
チャレンジしてみましょう。
自信の分だけ、人の幅は広がります。
そして、自信とは、今あるものを発揮して、養うもの。
動かずに自信は得られません。
ぜひ、動いてみて下さい!
/恒吉 彩矢子
♪青森シリーズ 極寒に耐え、ご神体をお守りする狛犬クン。かなりのハードワークだと思う。どれも個性豊かな顔立ちしてるんだよね。狛犬ウォッチングは私の楽しみでもあるのだ。